ZenFone 3でデュアルスタンバイ、auネットワークに対応

 通信面でZenFone 3、ZenFone 3 Deluxe共通の特徴となっているのが、3G(W-CDMA)と4GのデュアルSIMに対応し、双方の待ち受けが可能な「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」(DSDS)に対応していることだ。

 従来のデュアルSIM対応端末の多くは、一方のSIMスロットが日本では使われていないGSMしか使えないため、国内で2枚のSIMを挿入してもほとんど意味をなさなかった。しかしながらZenFone 3/3 Deluxeは双方のSIMスロットが3G/4Gに対応し、同時に待ち受けができる。ただしいずれの機種も、一方のSIMスロットはmicroSDスロットと兼用で、2枚のSIMを挿すとmicroSDカードが使えなくなる点には注意が必要だ。

ZenFone 3/3 DeluxeともにDSDSに対応しており、日本でも、2枚のSIMを挿入して同時待ち受けができる
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 加えて、auのネットワークに対応したことも大きい。ZenFone 3とZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)はVoLTEにも対応しており、auのネットワークでVoLTEによる音声通話ができる。ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)はVoLTEには対応していないが、auの3Gの通信方式(CDMA2000方式)は利用できることから、3Gでなら音声通話が可能だ。

 この恩恵を受けるのは、ケイ・オプティコムの「mineo」(Aプラン)や、UQコミュニケーションズの「UQ mobile」など、au回線のMVNOのユーザーである。というのも、これまでauのネットワークに対応したSIMフリースマートフォンはごく少数しか存在せず、端末の選択肢がほとんどなかった。それだけに、SIMフリーで人気のASUSの最新機種がauのネットワークに対応したことは朗報となるだろう。ちなみにZenFone 3/3 Deluxeの発表と同日、UQ mobileはVoLTEに対応した2機種の販売を開始するとしている。

DSDSだけでなくauのネットワークにも対応。ZenFone 3とZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)はauのVoLTEにも対応する
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 なお発表会には、ASUSの「Zen」シリーズのコンセプトにもなっている日本の「禅」を意識し、津軽三味線奏者の吉田兄弟が登場。三味線の演奏を披露するとともに、ZenFone 3/3 Deluxeを事前に使ってみての感想を述べた。吉田健一さんはハイレゾへの対応に注目し、「立体的な音が楽しめ、それが持ち歩けるのがいい」と評価。吉田良一郎さんは「着物などがよれている所まで再現していてすごい」と、カメラの性能の高さに驚いていた。

Zenシリーズのコンセプトである「禅」を意識し、ゲストに津軽三味線奏者の吉田兄弟が登場。三味線の演奏を披露するとともにスマートフォン新機種の使用感も述べた
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