スマホと無線で接続して音楽を聴けるBluetoothスピーカーを活用している人が増えている。買わないまでもBluetoothスピーカーが気になっている人は多いだろう。ただ、「置く場所がない」や「物を増やしたくない」という理由で購入をためらってしまう人もいるのではないだろうか。

 そんな人におすすめしたいのが、2016年冬の一般発売を予定している、IoT家具ベンチャーKAMARQ(カマルク)が作った「SOUND TABLE」(販売予想価格4万4800円〜)だ。

 SOUND TABLEは名前の通り、ダイニングテーブルやベッドサイドテーブルと、Bluetoothスピーカーが合体した斬新なアイテムだ。そこにはどんな魅力があるのか。開発者の話を織り交ぜつつ、製品の詳細を見ていきたい。

[画像のクリックで拡大表示]
KAMARQの「SOUND TABLE」。ダイニングテーブル/ローテーブル/ベッドサイドテーブルなどが選べる。販売予想価格は4万4800円~(税抜)。2016年冬の一般発売を予定
[画像のクリックで拡大表示]

外見は普通のテーブルだが……

 SOUND TABLEの特徴は、「スピーカー付きのテーブル」ではなく「テーブルそのものがスピーカー」だということだ。

 テーブルの天板全体を振動させて音を出す仕組みを採用しているため、通常スピーカーにあるコーンや網目状の音の出る場所がテーブルの表面には存在しない。見た目は普通のテーブルそのものというシンプルなデザインが魅力だ。

 Bluetoothを内蔵し、スマホや携帯音楽プレーヤーの音楽を再生できるのに加え、専用アプリを使うことで設定した時間に好きな音楽を再生できるタイマー機能などにも対応する。

 これに加えて、無料で利用できるモバイル回線(3G)を内蔵しており、スマホと接続していなくても登録した場所の天気情報を自動で取得できる。これにより、雨の予報が出ると専用サウンドで知らせてくれるというユニークな機能も備えている。

 なお、今年の夏に「Makuake」で実施したクラウドファンディングでは200万円以上の支援を集めた。当初の目標金額の倍以上を集めており、評価は上々だ。

 カマルクの創業者である和田直希氏によれば、SOUND TABLEは「あなたの世界を広くする」というブランドコンセプトから誕生した。これは、物質的な広さだけでなく精神的な広さも含めたコンセプトを表現している。実際、テーブルとスピーカーがひとつになることで部屋の利用スペースが広くなるだけでなく、先述の天気予報のような新機能で、体感できる世界観も広がることも意味している。

 さらに、和田氏がポイントとして挙げるのが「新しい製品を『買い足す』のではなく『買い引く』」という発想。機能的には「1+1=2以上」を求めながら、製品としては「1+1=1」になるというイメージだ。

専用アプリにおけるタイマー機能(左)と天気予報(右)の設定画面。タイマー機能では時間設定に加えて、再生したい曲のリストも作成できる。iOS版を2016年9月下旬に配信し、Android版も年内にリリースされる予定だ
[画像のクリックで拡大表示]