東京ゲームショウ2017一般公開日の初日となる3日目、メーンステージでは日本ゲーム大賞2017「アマチュア部門」発表授賞式が開催された。

 「はさむ」をテーマとし、アマチュアの個人や団体が制作したオリジナル作品の中から優れた作品を表彰するもの。募集期間は2017年5月1日~6月30日で、応募作品はゲーム開発者や業界誌編集者で構成されるアマチュア部門の審査員によってコンセプト、完成度、プログラム、グラフィックの4つのポイントで審査し、受賞作品を決定している。

 今年は過去最多となる409作品の応募があり、1次審査、2次審査、最終審査を得て、東京ゲームショウ2017のメーンステージで「大賞」「優秀賞」「個人賞」「佳作」の9作品が発表された。大賞作品には賞金50万円、優秀賞と個人賞には賞金5万円を副賞として贈呈するという。

 受賞作品は以下の通り。

■日本ゲーム大賞2017「アマチュア部門」受賞作品
タイトル/プラットフォーム/制作者・制作チーム名/個人・団体/学校名

●大賞 受賞作品

トレースペーパー/PC/トレース製紙工場/団体/ECCコンピュータ専門学校

●個人賞 受賞作品

Ultimate Selfy(アルティメット)/PC/柴田 駿佑/個人/ECCコンピュータ専門学校

●優秀賞 受賞作品

DOOR(ドア)/PC/扉工務店/団体/バンタンゲームアカデミー東京校

ぱくロール/PC/チーム「ぱくロール」/団体/国際情報工科自動車大学校

Pixmash(ピクスマッシュ)/スマートフォン/タブレット/Explon(エクスプロン)/団体/HAL名古屋

●佳作 受賞作品

スクラップファクトリー/PC/チームスクラップファクトリー/団体/ECCコンピュータ専門学校

TWIN CANDLES(ツイン キャンドルズ)/PC /高木 雄太/個人/日本工学院専門学校

はさめ ぴよちゃん/PC/ぴよちゃん保護団体/団体/ECCコンピュータ専門学校

Pechantet(ペチャンテット)/スマートフォン/タブレット/ジブンデ!!/団体/HAL大阪

(順不同、敬称略)

東京ゲームショウ2017のメーンステージで日本ゲーム大賞2017「アマチュア部門」発表授賞式が開催された。満席で立ち見も多かった
東京ゲームショウ2017のメーンステージで日本ゲーム大賞2017「アマチュア部門」発表授賞式が開催された。満席で立ち見も多かった
司会は日本ゲーム大賞授賞式でおなじみの鷲崎健さんと前田美咲さん
司会は日本ゲーム大賞授賞式でおなじみの鷲崎健さんと前田美咲さん
大賞、個人賞、優秀賞を受賞した各作品は、選出した理由や感想などを審査員がステージ上で述べた
大賞、個人賞、優秀賞を受賞した各作品は、選出した理由や感想などを審査員がステージ上で述べた
大賞は『トレースペーパー』というゲーム。ステージの断片が描かれた紙を何枚かはさみ、ゴールを目指すパズルゲームだ。紙を並べる順番を変えることによって、通り抜ける場所などが変化するという。制作団体のトレース製紙工場のメンバーは喜びをステージ上で表していた
大賞は『トレースペーパー』というゲーム。ステージの断片が描かれた紙を何枚かはさみ、ゴールを目指すパズルゲームだ。紙を並べる順番を変えることによって、通り抜ける場所などが変化するという。制作団体のトレース製紙工場のメンバーは喜びをステージ上で表していた

(文・写真/田代 祥吾)

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