1人でも楽しめるユニークなSNSアプリ『斉藤さん』など、面白スマートフォンアプリを配信しているユードーが、「スマートフォンゲームコーナー」に出展している。だが同ブースで展示しているのは、ゲームではなく段ボールでできた“鍵盤”だ。

スマートフォンコーナーにあるユードーのブース。サイの『斉藤サイ造』さんが目印だ
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 これは一体何なのだろうか。同ブースで担当者に聞いてみたところ、やはり段ボールでできたキーボード『KAMI-OTO』だという。確かに段ボールで作ったにしてはよくできているが、段ボールだけに鍵盤を押しても実際に音が出るわけではない。

紙でできたキーボード「KAMI-OTO」。このままでは単なる鍵盤型の段ボールだが……
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 どうやって使うのかというと、なんとKAMI-OTOの下に、パソコンやタブレットなどで文字を入力するのに使う、Bluetoothキーボードを下に敷くのだそうだ。キーボードを下に敷いて鍵盤を押すと、確かに押している触感があり、音楽のキーボードを弾いている感触が味わえる。さらにKAMI-OTOに対応するスマートフォンやパソコンのアプリを使えば、実際に演奏もできるようになる。

段ボールの下にBluetoothキーボードを敷き、専用のアプリを用いることで鍵盤として使えるようになる
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 現在は同社製の音楽アプリを対応させる予定だが、将来的には対応するアプリを幅広く募りたいとのこと。音楽関連のアプリのほか、音楽ゲームや知育アプリでの活用なども検討されているようだ。

会場のデモではパソコンのソフトを使っていたが、スマートフォンやタブレット用のアプリにも対応するとのこと
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 とはいえ段ボールなだけに、気になるのは耐久性だ。あまり長く使えないように思えるが、担当者によると「今回のゲームショウのビジネスデイ2日間をフルで使っているが、現在のところ問題ない」とのことで、一定の耐久性はあるという。とはいうものの、やはり限度があることから、実際に販売する時には200~300円程度と安価な価格設定にし、子供がキーボードにお絵描きしながら楽しんでもらうなどの使い方も想定しているそうだ。

スマートフォンやタブレットを置くスタンドも備えているなど、デザインはよく考えられている
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 だがよくよく考えてみると、KAMI-OTOは音楽ゲームへの活用など、ゲームと関連性が全くないわけではないが、あまりゲームショウとは関係ない製品に見えなくもない。一体なぜゲームショウに出展したのかと聞いてみると、実は展示の主体は『斉藤ラップ』という別のサービスになるのだとか。こちらはBGMに合わせてラップ動画を配信する、『斉藤さん』の新サービス。友達とラップバトルをするなどして楽しめる機能なども備えており、秋の配信を予定しているとのことだ。

こちらは『斉藤ラップ』。BGMに合わせてラップができるサービスで、友達とラップバトルもできるとのことだ
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 こちらもゲームとはやや離れているように見えなくもないのだが、ゲームかどうかはともかく、いずれも非常に面白い製品やサービスであることは確か。ぜひ会場で体験してみてほしい。

(文・写真/佐野正弘)