東京ゲームショウ2016には、大学や専門学校のブースが集まった「ゲームスクールコーナー」を設置している。このコーナーは、ゲームクリエイターの卵たちとも言える大学や専門学校の生徒たちが、新鮮なアイデアで企画制作したゲームやイラストなどを多く展示している。

 ゲームスクールコーナーでは、「Oculus Rift」や「HTC Vive」といったハードウエアを使ったVRゲームの出展が目立つ。VRリズムゲームやVRホラーゲームなど、どのブースも工夫を凝らしたVRゲームを展示しており、試遊に列ができるほど人気を博していた。VRゲームを出展したあるブースでは、試遊の整理券の配布が早々に終わってしまうほどの人気があったという。人気のVRゲームのほかに、「Kinect」を使った体感ゲームも多く見られた。

 ゲームスクールコーナーは、大手メーカーのブースよりも比較的人が少ない。また、VRゲーム以外は待たされることがなく、スムーズにゲームを試遊できる。中には意外な良作も展示されている。大手メーカーのブースを巡って疲れたときに、立ち寄ってみるといいだろう。

ゲームスクールコーナーはホール2、3に設置。一般公開日の初日は多くの人が訪れていた
ゲームスクールコーナーはホール2、3に設置。一般公開日の初日は多くの人が訪れていた
日本電子専門学校で展示している『Aim8 Aimracing8』というレースゲーム。3枚のディスプレイを使った大型コクピットを2台設置している。タイムアタック大会を開催しており行列ができていた
日本電子専門学校で展示している『Aim8 Aimracing8』というレースゲーム。3枚のディスプレイを使った大型コクピットを2台設置している。タイムアタック大会を開催しており行列ができていた
日本電子専門学校の『COREⅡ』は、スライドやダブルタッチで画面上のボールを操作し対戦するゲーム
日本電子専門学校の『COREⅡ』は、スライドやダブルタッチで画面上のボールを操作し対戦するゲーム
新潟コンピュータ専門学校で展示している『MAGELCREEK』。画面上の絵の具を手で掴み、画面中心の円に入れて混ぜ合わせていくゲーム。操作にKinectを利用していた
新潟コンピュータ専門学校で展示している『MAGELCREEK』。画面上の絵の具を手で掴み、画面中心の円に入れて混ぜ合わせていくゲーム。操作にKinectを利用していた
北海道情報専門学校のVRレースゲーム『JET RIDER』。VRに「Oculus Rift」、操作にKinectを使い、ほかのゲームにはない没入感を実現しているという
北海道情報専門学校のVRレースゲーム『JET RIDER』。VRに「Oculus Rift」、操作にKinectを使い、ほかのゲームにはない没入感を実現しているという
東京デザインテクノロジーセンター専門学校で展示している『The Paper』と呼ぶVRホラーゲーム。こちらも人気で常に行列ができていた
東京デザインテクノロジーセンター専門学校で展示している『The Paper』と呼ぶVRホラーゲーム。こちらも人気で常に行列ができていた
TCA 東京コミュニケーションアート専門学校は『リズムタクト』と呼ぶVRリズムゲームを出展。試遊の様子をモニターで表示していた
TCA 東京コミュニケーションアート専門学校は『リズムタクト』と呼ぶVRリズムゲームを出展。試遊の様子をモニターで表示していた
日本工学院専門学校は『トベ!かまトゥVR』という、同社のマスコットキャラクターを使ったVRゲームを出展
日本工学院専門学校は『トベ!かまトゥVR』という、同社のマスコットキャラクターを使ったVRゲームを出展
ゲームスクールコーナーにもかわいいコンパニオンは多数おり、こちら目当てで訪問するのもありだ
ゲームスクールコーナーにもかわいいコンパニオンは多数おり、こちら目当てで訪問するのもありだ

(文・写真/田代 祥吾)

この記事をいいね!する