ウォーゲーミングジャパンブースの目玉である2つのVRコーナーを、詳細レポート!

 「VR SPECIAL PHOTO ZONE YAMATO」は、戦艦大和の最後の出撃を、VRで体験できるというファン垂涎の企画だ。もとのゲームである『WORLD OF WARSHIPS』の世界観とは異なるオリジナルの内容というから、まさにゲームショウだけのスペシャルコーナー!

前だけでなく、上下後ろと、多方向を向くとより楽しい
前だけでなく、上下後ろと、多方向を向くとより楽しい

 緑一色の小部屋に入り、ヘッドセットをつけ、コントローラーを構えたら、ゲームスタート。映像が現れるとそこは、敵艦に囲まれた戦艦大和の艦上。眼前のリアルさに圧倒されつつボタンを押すと、視点が切り替わる。敵が目前に迫るアングルから、大和の最上段から見下ろすアングルまで、様々な視点を堪能。一番高い視点は、東京・渋谷にあるファッションビル「渋谷109」と同じ高さというから、その眺望は絶景! トリガーを引けば大砲が発射され、砲撃手になりきって戦いに没頭できる。戦艦大和の行く末を知っているだけに、ついつい戦闘に夢中に……プレー時間5分はあっという間だった。

ディスプレーでは、大和と一体に
ディスプレーでは、大和と一体に

 「PHOTO」とあるように、スタッフにカメラを渡せば、プレイ中の様子を撮影してもらえる。画面には、戦艦大和をバックにした自分の姿。戦闘大和と一緒に戦った、記念の2ショット!

ゲームショウのためだけの『WORLD OF TANKS』のVR体験
ゲームショウのためだけの『WORLD OF TANKS』のVR体験

 『WORLD OF TANKS』のVR体験には、コントローラーはない。ヘッドセットを装着すると、そこは戦車の砲弾が飛び交う戦場。ある時は目の前で戦車が燃え上がり、ある時は真横を味方の戦車が行き過ぎ、ある時は戦車の上に乗って砲撃音のなかを共に進んでゆく。斜面を上り下りするロケーションでは、思わずふらつき、乗り物に強い筆者でも酔いそうなリアルな感覚を味わった。戦場なのに、足元には澄んだ川、振り仰げば白い花が可憐に咲き誇り、緻密で美しい風景にも心奪われる。

(文・写真/荒川陽子)

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