アップルが「iPhone 8」「iPhone X」を発表した。特に注目が集まっているのが、前面パネルの大部分を5.8型の大きな有機ELパネルが占める新デザインを採用した最上位モデルのiPhone Xだろう。

 画面の大型化を図るため、iPhoneの象徴ともいえるホームボタンや指紋認証のTouch IDを廃止したのが特筆すべき点だ。だが、実際にiPhone Xを触ってみると、ホームボタンがなくなったことのデメリットよりも、新たな操作でより快適に使えるようになったと感じた。この記事では、iPhone Xを触って感じた印象をまとめてみたい。

本体の肥大化を抑えつつ、5.8型の有機ELパネルを搭載

 iPhone Xの最大の特徴がSuper Retinaディスプレイと呼ぶ5.8型の大型有機ELパネルを搭載したこと。iPhone 7が4.7型なので、「本体が相当大型化したのでは?」と想像した方も多いはず。だが、ベゼル(額縁)の幅が狭いこともあって、比べてみると思った以上に大きさの差は小さかった。これならiPhone 7ユーザーがiPhone Xに乗り換えても持ったときの違和感は少ないだろう。

 実際に動画や写真、ゲームをiPhone Xに表示してみると、その美しさは圧倒的だ。2436×1125ドットの有機ELパネルは、写真、グラフィックを問わず高精細に映し出す。また、有機ELは液晶よりも反応速度に優れるので、動きの素早いゲームでも残像が気にならないのもうれしいところだ。

iPhoneシリーズのフラッグシップとなる「iPhone X」。Super Retinaディスプレイと呼ぶ5.8型の大型有機ELパネルを搭載しながら、ベゼル(額縁)を最小限までスリムにすることで本体をコンパクトに抑えた。パッと見ただけでも画面は明るく、表示も精細だと感じた
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iPhone Xの背面パネル。iPhone 7シリーズまでの金属ではなく、薄型のガラスパネルをはめ込む処理に一新。強い光沢感があり、質感は確実に高まった。背面カメラはデュアルレンズで、レンズが縦に並ぶのが特徴的
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5.8型パネルのiPhone X(左)と4.7型パネルのiPhone 7(右)。画面サイズの違いは圧倒的だが、本体サイズはわずかにiPhone Xが大きい程度にとどまる。iPhone Xのほうが圧倒的に画面が明るく、色転びもなく自然な発色だった
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iPhone X(左)のガラス製の背面パネルは、多少こすれてもキズが付きにくいのではないかと感じた
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5.8型の有機ELパネルは2436×1125ドットの高精細表示に対応。従来のiPhoneよりもさらに細長くなった。動画を全画面表示した際、上部にあるインカメラやセンサー類を搭載する部分(写真では左端)は欠けて表示される
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ゲームも迫力のある画面で楽しめる。液晶よりも反応速度の速い有機ELなので、動きの素早いゲームも残像が気にならずに済む
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