LINEは2017年9月5日、電子コミックの新サービス「LINE版 LINEマンガ」を開始した。同社が運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」で公開中のマンガ作品の一部をLINE上でも無料で読める。
従来LINEマンガで公開中のマンガを読む際、「LINEマンガ」専用のアプリが必要だったが、今回公開された「LINE版 LINEマンガ」では、メッセージのやり取りに使う「LINE」アプリのみで「LINEマンガ」の連載作品を楽しめる。閲覧方法は、「LINE」アプリのメニューの「その他」から「LINEマンガ」を開き、読みたいマンガを選ぶ。ただし、サービスを利用するには「LINE」アプリのバージョン7.11.2が必要となる。
LINE版 LINEマンガでは、LINEマンガの専用アプリ同様、感想などのコメントや「いいね」を付ける機能、SNSでシェアすることで次回更新分を読める「先読み」機能が利用可能。一部LINEマンガでしか読めない無料連載があるものの、『あさひなぐ』(小学館)や『斉木楠雄のΨ難』(集英社)、『FAIRY TAIL』(講談社)、『弱虫ペダル』(秋田書店)など、アニメ化・ドラマ化された話題作を中心とした200作品以上を気軽に楽しめる。
無料で読める話数は作品によって異なるが、原則最初の1話から3話と最新の3話分。それ以外の話は1話単位で「LINEマンガ」アプリで購入して読むことができる。気に入った作品は「更新通知の登録」をすることで、LINEマンガのLINE公式アカウント(LINE ID:@manga)からトーク画面を通じて更新通知を受け取れる。無料公開期間は作品ごとに異なるが、通知を利用することで、無料公開期間を見逃す心配がなさそうだ。
「LINEマンガ」は2013年4月にサービスを開始し、現在までに20万点以上のマンガ作品を配信。9月時点のアプリのダウンロード数は1700万件に上る。
一方、LINEアプリの日本国内での月間利用者数(MAU)は7000万人 (2017年6月時点)。LINEとしては、LINE版 LINEマンガを通じて、これまでマンガ専用のアプリをダウンロードすることが面倒に感じたり、抵抗があったりした人でもLINEマンガに連載中のマンガ作品を気軽に楽める機会を作る。これによって「LINEマンガ」アプリのダウンロードや利用者を増やしたい考えだ。
(日経トレンディネット)
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