2017年7月22日、「ポケモンGO」の1周年を記念したリアルイベント「Pokemon GO Fest」が米イリノイ州シカゴで開催された。米国を中心に世界中から約2万人もの愛好者が集まったこのイベントに筆者も参加したのだが、通信回線の増強を怠るなどの準備不足によるトラブル続きの残念な内容となった。入場料が全額払い戻しになったうえ、おわびのレアポケモンが配られたことで参加者の不満はひとまず落ち着いたが、8月9日~15日の日程で横浜のみなとみらいで開催するリアルイベント「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」はどうなるのか気になった。

Pokemon GO Festのメインステージ前。全米から多くのファンが集まり、会場は終始大混雑していた
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入場者が長蛇の列、優先パスでも2時間以上かかって入場

 世界中のポケモンGOの「トレーナー」が楽しみにしていたPokemon GO Fest。入場チケットは、6月20日の午前2時(現地時間)に世界一斉に販売された。「会場でしかゲットできない地域限定ポケモンが出現するのでは」「いよいよ伝説のポケモンが登場するか」といった期待で人気が過熱し、チケットはものの数分で完売したという。プレミアチケットを運良く手にした世界中のトレーナー約2万人が、7月22日の朝にシカゴのグランドパークに押し寄せた。

トレーナー:ポケモンGOではユーザーのことをトレーナー(Trainer)と呼ぶ。ゲームの中でポケモンを育てる者、という意味で使われる。
Pokemon GO Festの入場ゲートは意外と地味で小さかった。約2万人の入場者には不十分で、入場まで何時間も待たされたトレーナーが多かった
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 グランドパークは広大な公園だが、実際にイベント会場として使われたのはバトラーフィールドと呼ばれるイベント広場と噴水前の一部を柵で囲ったエリアのみ。面積的には、日比谷公園を一回り小さくした程度だろう。入退場ゲートは比較的簡素なものが1カ所しかなく、入場券のリストバンドをスキャンして通るための小さなゲートは見た限り5つか6つしかなかった。プレミアチケットを入手したトレーナー達が公園の周りに数kmにおよぶ長い列を作ったのは容易に想像いただけるだろう。

入場ゲートは全部で10あるかどうかという少なさで、朝9時に到着した入場者は正午前にやっと入場できたとのこと
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前夜の雷雨で足元が悪い中、入場待ちの長い列がどこまでも続いていた
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 今回、イベントの提携ホテルに宿泊できたので、現地時間午前10時の開門より1時間早く入れる「優先パス」をもらうことができた。時差ぼけの中、頑張って午前8時過ぎに入場ゲートに到着したものの、すでに長蛇の列ができていた。ようやく入場できたのが午前10時を過ぎたころ。聞くところによると、一般入場者は2時間以上待たされて、昼ごろにようやく入れたという。

入場券はリストバンド方式だった。当初、20ドルで販売を開始したものの、筆者は約300ドルかけてeBayで入手した
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入場時に配布される封筒の中に、認証用の2次元コードが入っていた
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入場直後から認証のトラブルに見舞われる

 並んでいる列を見ると、「どこから来たの?」といったような会話で盛り上がっていた。参加者は2~3人のグループや家族が多く、全米各地から集まってきたようだ。わざわざ日本から来た人はほとんどいなかったのではないかと思う。

 長らく待って、待ち焦がれた入場である。ゲートにリストバンドを近づけて埋め込まれたチップが認証されると、ピピッと音がしてゲートを通過できた。ただ、入場できただけではイベントに参加できない。係員からロゴが入った封筒が渡されるので、中に入っている紙に印刷された2次元コードを使って、オンラインで入場認証を実行する必要がある。そうしなければ、会場内のポケストップを回すこともできないのだ。

イベント会場に設けられていたポケストップ。サポートスタッフが待機していた
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 だが、iPhoneのカメラ機能を使ってその2次元コードを読み取ろうとしたのだが、なぜか先に進まず困ってしまった。周囲を見回すと、やはり同じように認証に困っている入場者が多かった。10分ほど何度も繰り返したところ、運よく認証されたようで画面が変わり、イベントモードに切り替わった。

会場入りして、まず入場認証用の2次元コードの読み取りがうまくいかずに苦労した
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認証が済めば、このような華やかなデザインのポケストップやジムが利用できる
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