この記事は「ITpro」に2017年8月1日に掲載された戸田覚のIT辛口研究所「思わず膝を打った!すぐに使えるExcel便利ワザ」を転載したものです。内容は基本的に記事公開時点のものとなります。

 今回は、思わず膝を打ってしまうような、Excelの便利な機能を5つ紹介する。

 これらのテクニックは、書籍を執筆するに当たっての取材で知ったもので、僕自身も知ったときには思わず膝を打った。Excelの便利ワザは記事や書籍をよく見るが、まだまだ知らないものがあるものだ。

 また「ゴールシーク」のように、昔使ったけれど、最近はあまり話題になっていない機能の振り返りも有効だ。簡単なテクニックから中級編まで、難易度順に取り上げていく。

[テクニック1]合計欄をあえて上に配置する

 とても単純だが、実はかなり便利なのがExcel集計表の合計欄(集計値)を、上に表示する作り方だ。合計欄というと、下に作っている人が圧倒的に多いようだ。まあ、僕自身もいつも下に作成していて、それが普通だと思って疑いもしなかった。

 ところが、よく考えてみると表のサイズが大きくなると、画面をスクロールさせないと合計欄のセルが見えない。これでは意味がない。合計欄のセルを上に作っておけば、あとで表に項目を追加して数値が変わったとしても、結果はひと目で分かる。

 作り方は簡単。単に合計欄(集計値のセル)を表の上側に作り、SUM関数の引数を指定すればよい。

よくある集計表。
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合計欄(集計値のセル)は下にするのが一般的だが、表が大きくなるとスクロールしなければ確認できない。
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ところが、合計欄を上に配置するだけで表のサイズに関係なく常に確認できるようになる。
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