シェアが急上昇しているサービスは?

 格安SIM・格安スマホのユーザーが大きく伸びた要因は、先にも触れたように実質0円の事実上禁止など、外部要因が大きく影響している。だが他にも、市場の追い風を受けたことにより、MVNOの側が積極的なプロモーションしたことも大きく影響している。

 実際、MMD研究所の調査では、格安SIM、ひいてはMVNO自体の認知だけでなく、各MVNOのサービスの認知も、ここ半年で大きく伸びているとのこと。格安SIMの存在だけでなく、どのような企業が通信サービスを提供しているかというところまで、知れ渡りつつあるといえる。

年初と比べ、サービスの認知は大幅に伸びており、一般層にまで認知が拡大しているとのこと
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 ちなみに同社の調査によると、2016年5月時点でのMVNOのサービス別シェアは、以前より人気の高いNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」が首位であることに変わりはないが、楽天の「楽天モバイル」や、ケイ・オプティコムの「mineo」、そしてプラスワン・マーケティングの「FREETEL」などが大きく伸びているという。

 これら3つのサービスは、いずれもここ半年のうちにテレビCMを展開していることから、認知度の拡大が契約の拡大にもつながっているといえる。一方で、あまり伸びていないのが具体的なサービス内容の理解。ここが、MVNOの契約における1つのハードルとなっているようだ。

MVNOのサービス別シェア。OCN モバイル ONEが首位だが、楽天モバイルやmineoなどが大きく伸びているという
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