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 「格安SIM」は、一部アプリの通信が無料になったり、大手携帯電話会社よりも安いコストで通話定額が利用できたりするなど、特徴的な料金プランやオプションサービスを提供しているのが大きな魅力だ。一方で、格安SIMの通信速度には、大手携帯電話会社よりも不安定な部分がある。特に、多くのユーザーが利用する平日の12時台や、夕方から夜にかけての時間帯では、格安SIMの通信速度は遅くなりやすい。

 そこで、日経トレンディネットの専門サイト「格安スマホはこう選べ!」では、格安SIMの通信速度の実態を探るべく、実際に格安SIMを契約して通信速度のテストを実施している。

 前回2017年5月に実施したテスト(関連記事:「トップ3は? 格安SIMの実速ランキング【17年初夏】」)に続き、格安SIMのなかでもシェアや注目度が高い「IIJmioモバイルサービス(タイプD)」「楽天モバイル」「イオンモバイル」「OCN モバイル ONE」「LINEモバイル」「BIGLOBE SIM」「mineo(Dプラン)」「FREETEL SIM」の8つの格安SIMについて、実際に通信速度を測定した。

 前回は2017年3月のテストよりも結果が良好で、下り平均速度18.64Mbpsを記録したLINEモバイルが4回連続でトップに。2位のFREETEL SIM(9.05Mbps)、3位の楽天モバイル(7.63Mbps)を大きく引き離した。今回はどういう結果になるのだろうか。

速度測定を実施した格安SIMの一覧

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 測定を実施した場所は、新宿駅周辺と秋葉原駅周辺(いずれも都内)の人口密集地と、地方都市の佐久平駅周辺(長野県佐久市)の3カ所。通信速度が比較的良好な9時台と、通信速度が遅くなる12時台および18時台に測定を行った。測定日は平日で統一し、都内の2カ所は7月11日(火)、佐久平駅周辺は7月7日(金)に実施した。

都内2カ所での測定は7月11日に実施。梅雨明け宣言は出ていなかったものの暑さが厳しく、前回5月よりも屋外の人通りは少ない印象(秋葉原駅昭和通り口・ヨドバシカメラ前にて撮影)
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筆者が住む長野県佐久市では7月7日に測定。帰省シーズン前なので、いつもと同じく人通りは少ない(佐久平駅前にて撮影)
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 測定に用いた端末はASUS(エイスーステック・コンピューター)の「ZenFone 2 Laser(ZE601KL)」。通信速度の計測には、イードの速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」を用いた。各地点で5回ずつ速度を測って平均値を算出し、最大値と最小値も併記している。

 ただ、速度測定アプリで測れるのは設備が発揮できる最大の速度だ。格安SIMではアプリに応じて通信帯域を調整することもあり、体感速度と測定結果が一致しない場合もある。

 そこで、実際の使用環境の指標として、YouTubeの動画再生時における通信速度も記録している。

 計測方法は以下の通り。Lufesu Inc.の「通信速度モニター」を用いて1秒ごとの最大通信速度を画面上に表示した状態で動画を再生し、その様子をHecoratの動画キャプチャー「AZスクリーンレコーダー」で記録。AZスクリーンレコーダーで録画された動画を再生して1秒ごとの通信速度を目視で集計し、動画の読み込みが終了するまでの平均速度を算出している。

 なお、前回まではRBB SPEED TESTの結果をもとにランキングを決定し、YouTube再生時の平均速度は速度測定アプリの結果を補う参考情報として提示してきたが、一部に速度測定アプリとYouTube再生時の通信速度に無視できない差が見られる通信会社があった。

 そこで今回は、実際の利用環境をより反映するために、YouTube再生時の平均速度をもとにランキングを決定する方法に改めた。前回までとは基準が異なっている点をご承知願いたい。