幸運にもiPhoneの実物をコッソリ触ることができた

 その後、アップルブースに展示されているiPhoneを見ようと展示会場に足を運んでみると、透明なケースに格納されたiPhoneがデモ画面を表示しながらクルクルとゆっくり回っていた。これがブース内に2つ飾られているだけで、ケース越しにのぞき込むしかなかった。来場者はiPhoneを手にすることができないまま、残念そうに写真を撮って帰っていった。ブースの片隅で「発売が6月なのでまだ完成していないのだな」と思っていると、アップルのバイスプレジデントを務めていたGreg Joswiak氏、通称“Joz”氏が、なんと実物をコッソリ見せてくれるというではないか。

Macworld 2007のアップルブースで展示された初代iPhone
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 いそいそと指定されたMoscone Westの部屋を訪れ、数名のメディア関係者とともに、数時間前に発表されたばかりのiPhoneと対面することができた。手になじむ美しいフォルムや滑らかな画面スクロール、魔法のように切り替わる縦表示と横表示など、初めて手にしたiPhoneはとてもまぶしかった。

 そして、一番気になっていたカメラ機能を確認した。2メガピクセルということもあり、「ふーん、写りはこんなものか」という感想を持ったが、カメラロールのスワイプによる写真送りとマルチタッチによる拡大縮小表示には感動した記憶がある。「iPhoneが3G対応になって日本で売られるのはいつごろだろうか」と、集まった関係者とワクワクしながら話し合ったものだ。

初代iPhoneの発表から1年が過ぎた2008年1月、Macworld 2008でiPhoneの売れ行きを語るスティーブ・ジョブズ氏。だいぶ痩せてきてた
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