ドラクエVRは職業選択が重要! 剣で呪文で敵を倒せ

 続いて体験するのは今回の目玉、4月にスタートした「ドラゴンクエストVR」だ。名作RPG「ドラゴンクエスト」の世界を冒険するというもの。家庭用ゲームではコマンド入力で戦っていたが、こちらは自分の足でフィールドを歩き、剣や盾、杖などを振るって戦う、いわば“肉体派RPG”である。こちらは完全予約制のアクティビティなので注意。

 基本プレーは4人でパーティーを組み、戦士、魔法使い、僧侶の職業を選んで参加する。今回は筆者を含めて「おっさんパーティー」を編成。ドラクエに詳しいという男性には回復や復活という重要な役割を担う僧侶になってもらい、呪文を適度に知っている筆者は魔法使い、「ドラクエはやったことないんだよね」という残りの2人は戦士となった。

プレーヤーのイメージ。フィールドは20×12メートルと広く、装備もかなり大がかりだ
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 体験には説明と装備装着で15分、冒険が15分の計30分かかる。装備はVRゴーグル、バックパック、武器などだが、戦士は剣と盾を持つというなかなかの重装備。ゲーム内ではメンバーが等身大のアバター(キャラクター)として現れ、現実の動きがそのまま再現される。性別も自由に選べ、女性を選んだ男性はかわいらしい戦士になっていた。

 準備ができたら、いざ、冒険の世界へ。

戦士目線の映像。序盤なので緩そうだが、実際に剣を取って戦うと迫力は倍増する(「ファミ通TUBE」より)

 映像はドラクエの世界観はそのままに、等身大の冒険者気分が味わえる。筆者が選んだ魔法使いは魔法コマンドを表示させ、選んだ魔法を杖でモンスターにぶつけるのが基本。モンスターの属性によって有効な魔法を選ぶのが難しいが、慣れれば楽しい。

 基本的に後列から遠距離攻撃をするので、ド派手な攻撃魔法の演出を見ながら、爽快な気分を満喫できた。一方、前列の戦士2人は全力で剣や盾を振り回して豪快な肉弾戦を展開している。隣にいる僧侶は「ホイミ!ホイミ!」と回復呪文を叫んでおり(叫ぶ必要はないが気持ちは分かる)、「盾」でもある戦士2人の回復に忙しく、かなり熱い状態だった。

お馴染みの青いヤツ。こいつが出てくる序盤は余裕があった
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ゴーレムが出てくるころにはヒートアップして周りを見ている余裕はない
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 激闘の末、見上げるほどに巨大な大魔王との最終決戦を制することができた。ドラクエの世界観をたっぷり堪能でき、没入感は満点。ド派手な演出や仲間と会話しながら進めるのも面白さに拍車をかけていた。

 スタート時点では重かった装備も、プレー中は全く重さを感じられなかった。疲労感に関しては適度な運動と言いたいのだが、他の3人は汗だくで「面白かった! でも、腕がパンパン」とのこと。施設によると剣と盾はドラクエ専用設計で、振った時の迫力を出すために重めにしているという。確かに家庭用ゲーム機では体験できない「破壊力」がある。

 コストパフォーマンスに関しては、当初「たった15分で3200円!」と思ったが、15分という時間は、中年男を体力の限界までヒートアップさせるには相応の時間であり、価格に十分見合った体験だった。ドラクエ好きはもちろんだが、知らない人でも存分に遊べるはずだ。