中継機のメーカーによる差はあるか?

 次に、各社の中継機を比較してみよう。Wi-Fiルーターと同じくバッファロー、NECプラットフォームズ、エレコムの11acに対応した中継機を用意した。

メーカー名 バッファロー
WEX-1166DHP
NECプラットフォームズ
Aterm W1200EX
エレコム
WTC-1167HWH
Wi-Fiの速度
(5GHz、11ac)
867Mbps 867Mbps 867Mbps
アンテナ数(5GHz) 2本 2本 2本
有線LAN端子 ×
サイズ 約160x28×80mm 約64×36.9×95mm 約68×30×98mm
重量(本体) 約253g 約200g 約108g
消費電力 12W(最大) 6.5W(最大) 7.5W
実勢価格 5800円 4800円 5000円
バッファローの「WEX-1166DHP」。厚みはないがかなり大きい。実売価格は5800円前後
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NECプラットフォームズの「Aterm W1200EX」。厚みがあるが縦横はコンパクト。実売価格は4800円前後
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エレコムの「WTC-1167HWH」。有線LANのポートを搭載していないが価格が安いことも魅力。実売価格は5000円前後
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 いずれの製品も、コンセントに直接差し込んで使用するタイプだ。廊下などのコンセントで使う場合は、厚みがあると邪魔になる。最も薄いのがバッファローのWEX-1166DHPで、28mmほど。次いでスリムなエレコムのWTC-1167HWHが30mmで、NECプラットフォームズのAterm W1200EXは36.9mmと、見た目にもかなり厚みがあるように感じられた。

 エレコムのWTC-1167HWHとNECプラットフォームズのAterm W1200EXの幅はそれぞれ68mmと64mmだが、バッファローのWEX-1166DHPは幅160mmとかなり大きめ。外部アンテナを搭載していることから、他の2製品に比べ巨大に見える。設置場所によっては、大きさが邪魔になる場合もありそうだ。

 Wi-Fiの仕様は、5GHzはいずれも11ac対応で、アンテナは2本、伝送速度は867Mbps。2.4GHzはいずれも11n対応で、アンテナは2本、伝送速度は300Mbpsとなっており、基本性能はいずれも同等だ。仕様面で目を引く違いは有線LAN端子の有無で、エレコムのWTC-1167HWHのみ有線LAN端子を搭載していない。

 これらの3製品を、先ほどのモードごとの測定と同じ環境で0mと3mで計測してみた。100Mbps超えが期待できるのは5GHz→5GHzなので、この測定は送受信とも5GHz(11ac)のみとした。測定方法は、これまでの計測と同じくiperf、LAN SPEED TEST(上り/下り)、200MBファイルコピーだ。

3台のWi-Fi中継機を比較してみた。結果はエレコム、バッファロー、NECプラットフォームズの順となった
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 Wi-Fiルーター本体の比較と同様に、どの製品も大差なしを予想していたが、中継機の計測はすべての項目において1位エレコム、2位バッファロー、3位NECプラットフォームズとなった。あくまで3m(往復6m)の短い距離での中継だが、エレコムのWTC-1167HWHは200Mbps超えのデータもあるので、実戦投入でも父親部屋での100Mbps超えも期待できそうだ。

 中継機単体の電波の強さも確認してみた。中継機のSSIDを「wex1166」(バッファロー)、「w1200-5g」(NECプラットフォームズ)、「wtc1167-5g」(エレコム)と変更し、電源タップに3製品を差し込んで階段に設置した。この状態で、2階の父親部屋に移動して電波の強さを確認すると、NECプラットフォームズのAterm W1200EXは-53dB~-55dB、エレコムのWTC-1167HWHは-53dB~-54dBとほぼ同じとなったが、バッファローのWEX-1166DHPは-68dB~-71dBとかなり電波が弱かった。

中継機の電波の強さはエレコムとNECプラットフォームズはほぼ同じ。バッファローは弱めの結果となった
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