コンクリートの壁や床をまたぐとWi-Fiの電波は弱くなる

 今回Wi-Fiの検証をした筆者のオフィス兼住居は、築20年ほどの鉄筋コンクリート2階建てをリノベーションした物件だ。間取り図の赤い線がコンクリート壁となる。

間取り図。赤い部分がコンクリート壁
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2階の階段部分と筆者の部屋(左)の壁も約18cmのコンクリート壁
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1階の天井(=2階の床)のコンクリートは約13cm
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 NURO光のWi-Fiルーター(アクセスポイント)は(1)の仕事部屋に設置。(2)はリビングだが、打ち合わせスペースや作業スペースとしても利用しており、この部屋はそこそこ回線速度が欲しい。アクセスポイント(仕事部屋)との間にキッチンがあり、2.4GHzの敵ともいえる電子レンジがあるため、リビングは5GHzを利用したい。

Wi-Fiルーターを搭載した仕事部屋から離れた場所にあるリビング。食事だけでなく打ち合せもするので、Wi-Fiは重要な存在だ。モニターアームで設置した液晶ディスプレーは打ち合わせの際に便利に活躍する
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手前が仕事机。27インチ2560×1440ドットのデュアルディスプレーを使用。撮った写真を等倍表示で確認できるので便利。左側の壁には棚があり、プリンターやNASなどを収納。NURO光のWi-Fiルーターは仕事机の上、左側ディスプレーの裏に設置してある
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 2階の(3)は息子の部屋。アクセスポイントを設置した仕事部屋の上なので、Wi-Fi電波の強さも速さもそこそこある。2階の(4)は筆者の部屋。1階の天井(=2階の床)がコンクリートなので、仕事部屋から離れたこの部屋では5GHzはほぼ使用できない。1階で802.11acで接続したiPhone 7が、2階で寝て朝起きると4G回線(docomo回線)につながっていたこともあった。現在は2.4GHzと5GHzのアクセスポイントにつながるように設定してあるので、1階で5GHzにつないで2階の部屋で勝手に2.4GHzに切り替わり、1階に戻ってもそのまま2.4GHzにつながったままというイマイチな状況だ。

父親部屋は天井以外のすべての壁がコンクリート。扉とクローゼット部分はコンクリートではないが、2階の床がコンクリートなのでアクセスポイントから遠いこの部屋まで電波が届かない。5GHzでつなぐことはほぼ不可能。2.4GHzも遅い
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 寝室のベッドには激安Androidスマホが常設してあるが、2.4GHzの接続では動画の再生がカクカクすることがある。2階のこの部屋で11ac(5GHz)の高速アクセスを確保することが、今回のWi-Fi環境見直しの最優先目標だ。

ベッドには、アームに固定したAndroidスマホを常設。ベッドに寝転がりながらスマホを快適に使える
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