気持ちよくて、どんどん書きたくなる

 10.5インチiPad Proを実際に使い始めると、Apple Pencilの反応速度がよいことに驚いた。旧iPad Proでも普通のタッチペンとは別次元の書き味だと感じていたが、それを明らかに超えていた。

 Apple PencilとiPad Pro間のやり取りは毎秒240回の頻度で行われている。この点は旧iPad Proも新iPad Proも同じだ。ただし画面の書き換えは旧iPad Proが毎秒60回だったのに対して、新iPad Proは倍の毎秒120回と2倍に改善されている。

 そのため、目に見える遅延をおよそ半分にできたというわけだ。アップルの発表では、遅延は40ミリ秒から20ミリ秒に縮まったとのこと(WWDC 2017基調講演より)。

 旧iPad ProでもApple Pencilの書き味はよかったが、新iPad Proでは、どんどん書きたくなる気持ちよさが加わった。40ミリ秒と20ミリ秒の違いは想像した以上に大きい。

 早速、ラフレイアウト制作に使ってみたところ、画面の大きさとともにとても快適だ。使用したアプリは「MetaMoJi Note」(MetaMoJi Corporation)で、アプリの最新バージョンが2017年4月14日リリースであることから新iPad Proに完全に対応はしていない。それでも描画の遅延は明らかに短くなった。

 また、iPad miniとタッチペンで使っていたときは、一部を拡大しながら描かなければならなかったが、10.5インチiPad ProとApple Pencilなら拡大せずに細部まで描き込め、紙のノートと同じ感覚で使える。

 9.7インチの旧iPad Proでも同様の作業を試したことはあるのだが、Apple Pencilの反応速度アップ、画面サイズの拡大で快適さは格段に向上していた。筆者の用途では紙のノートに十分置き換えられると確信した。

以前から愛用していた手書きノートアプリ「MetaMoJi Note」で雑誌記事用のラフレイアウトを作成してみた。描画の遅延は短くなり、画面の広さと相まって快適
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