望遠レンズでポートレートに強い

 ズーム撮影は標準の広角(35mm判換算27mm相当)に加えて、1000万画素の光学3倍(80mm)相当、画質劣化のないハイブリッドズームの5倍相当の撮影が可能だ。試してみると、日中の屋外では光学3倍でもハイブリッドズーム5倍でも標準(広角)の1000万画素での撮影とそん色ない画質で撮影できた。ただ、暗所だと標準の広角撮影と比べてそこそこノイズが出る印象だ。

 この光学3倍を生かせるのが、人物のポートレート撮影だ。最近のスマホのカメラはかなり広角なレンズを搭載しているので、被写体に近寄って撮影すると被写体がやや大きくゆがんで写りやすい。だが、P20 Proの80㎜相当のカメラで少し距離を置いて撮影すれば歪みが少なく、実際の見た目に近い印象で撮影できる。背景に映る範囲が減り、そのぶん人物など被写体がより引き立つ効果もある。

 また、ポートレート撮影では、背景ぼかし機能や美肌機能、さらに明るさをコントロールする3Dライティング機能を利用できる。こうした機能を活用すれば、スマホで撮ったとは思えないようなポートレートが撮れる。

人物にカメラを向けると、AIにより自動的にポートレート撮影モードに切り替わる。画面下のアイコンで背景ぼかし、3Dライティング、美肌のビューティ機能を設定できる(モデル協力 湊音悠)
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光学3倍で撮影。ややアップ気味に撮っても歪みがなく、いい意味でスマホらしくない写真になった。背景ぼかしも、樹木と草木の距離を反映してまずまず自然にぼかせている
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 インカメラも2480万画素の高品質なものを搭載している。ポートレート撮影にも対応し、ソフトウエア処理で背景ぼかしや美肌のビューティ撮影機能を利用できる。

インカメラでの撮影。解像感やダイナミックレンジは優れているが、背景ぼかしはソフト処理なので、よく見ると適用が雑な部分もある
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 P20 Proのカメラにはここで紹介した以外にも、モノクロセンサー撮影やPROモードのマニュアル撮影など、紹介しきれないほどの機能が搭載され、大変楽しめるものになっている。