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 知名度が上がり、ユーザーが急速に増えつつある「格安SIM」。大手携帯電話会社よりも安い通信料金や多様な料金プランが魅力だが、キャリアメールが使えない、大手携帯電話会社とはサポート体制が違うため、契約後にトラブルを訴える人も増えつつある。

 通信速度も大きく違う。大手携帯電話会社のネットワークに相乗りする格安SIMでは、利用が集中する平日の12時台や、退社・下校後の夕方から夜にかけてといった時間帯において、通信速度が遅くなりがちだ。

 そこで、日経トレンディネットの専門サイト「格安スマホはこう選べ!」では、格安SIMの通信速度の実態を探るべく、実際に格安SIMを契約して通信速度のテストを実施している。

 前回2017年3月に実施したテスト(関連記事:「全社が苦戦! 格安SIMの実速ランキング【17年春】」)に続き、格安SIMのなかでもシェアや注目度が高い「IIJmioモバイルサービス(タイプD)」「楽天モバイル」「イオンモバイル」「OCN モバイル ONE」「LINEモバイル」「BIGLOBE SIM」「mineo(Dプラン)」「FREETEL SIM」の8つの格安SIMについて、実際に通信速度を測定した。

 前回は8社すべてが苦戦するなかで、LINEモバイルが下り平均速度12.29Mbpsを記録し、前々回(2017年1月に実施)に続き3回連続でトップを維持。2位は格安SIMでも大きな存在感を持つFREETEL SIMの9.76Mbps、3位は楽天モバイルの7.36Mbpsだった。今回はどういう結果になるのだろうか。

速度測定を実施した格安SIMの一覧

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 測定を実施した場所は、新宿駅周辺と秋葉原駅周辺(いずれも都内)の人口密集地と、地方都市の佐久平駅周辺(長野県佐久市)の3カ所。通信速度が比較的良好な9時台と、通信速度が遅くなる12時台および18時台に測定を行った。測定日は平日で統一し、都内の2カ所は5月16日(火)、佐久平駅周辺は5月12日(金)に実施した。

都内2カ所での測定は5月16日に実施。一日を通して往来が激しく、過去の測定日と比べてかなり混雑していた印象だ(新宿駅南口・バスタ新宿にて撮影)
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筆者が住む長野県佐久市では5月12日に測定。人通りの少なさが通信速度にも影響するだろうか(佐久平駅前にて撮影)
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 測定に用いた端末はASUS(エイスーステック・コンピューター)の「ZenFone 2 Laser(ZE601KL)」。通信速度の計測には、イードの速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」を用いた。各地点で5回ずつ速度を測って平均値を算出し、最大値と最小値も併記している。

 ただ、速度測定アプリで測れるのは設備が発揮できる最大の速度だ。格安SIMではアプリに応じて通信帯域を調整することもあり、体感速度と測定結果が一致しない場合もある。

 そこで、実際の使用環境の指標として、YouTubeの動画再生時における通信速度も記録している。

 計測方法は以下の通り。Lufesu Inc.の「通信速度モニター」を用いて1秒ごとの最大通信速度を画面上に表示した状態で動画を再生し、その様子をHecoratの動画キャプチャー「AZスクリーンレコーダー」で記録。AZスクリーンレコーダーで録画された動画を再生して1秒ごとの通信速度を目視で集計し、動画の読み込みが終了するまでの平均速度を算出した。アナログな方法ではあるが、こちらの数値も参考にしてほしい。