Twitterのようなサイトを簡単に構築できる「Mastodon(マストドン)」がネットを騒がせている。数百ユーザー単位のミニTwitterが相互に連携する仕組みで、国内ユーザーは10万人をうかがう勢いだ。

 なぜここまで流行るのか――。実際に自分で構築してみた。

個人運営のサイトの集合体

 MastodonはドイツのEugen Rochko氏が作成したTwitterクローンだ。Twitterと同様に、投稿した文章が時系列に並ぶ。

Mastodonのメイン画面。国内サイトの一つ「mstdn.jp」のもの
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 Twitterとの違いで大きな点は、1投稿当たりの文字数の上限が500とMastodonのほうが多いことと、複数のMastodonサイト(インスタンスと呼ぶ)がユーザーによって自由に運営され、サイトをまたいでユーザーの投稿を購読(フォロー)できる仕組みがあることだ。あるMastodonサイトの運営ポリシーと合わなければ、別のサイトに引っ越しできる自由がある。

 細かな点では用語に違いがあり、Twitterの投稿は鳥のさえずりを意味する「tweet(ツイート)」と呼ぶが、Mastodonではけたたましく鳴く「toot(トゥート)」と呼ぶ。マスコットキャラにもなっている、ゾウやマンモスに似た哺乳類のほえる様子を表しているようだ。

 作者のEugen Rochko氏はクラウドファンディングの「Patreon」で資金を集め、Mastodonを開発。公式サイトに相当するMastodonサイトの「mastodon.social」を運営中だ。ソフトウエアとしての中身は、オープンソースの分散SNSソフト「GNU social」の仕様がベースで、これにTwitterクライアントと似た使い勝手のユーザーインタフェースを加えている。

クラウドファンディングのPatreonでMastodonの運営費を獲得
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