ランニングを楽しむ人の間で評価の高いApple Watchだが、ビジネスパーソンにとっても有用なアプリや機能は少なくない
[画像のクリックで拡大表示]

 2015年6月にアップルの「Apple Watch」を手に入れて以来、1日も欠かさず毎日2年近く使ってきた。

 筆者は、ランニングシューズをはじめとしたランニングギアの評論家を務めているため、Apple Watchは当初ランニングのパートナーとして注目していた。初代モデルは本体にGPSが搭載されておらず、正確な距離の測定にはiPhoneを一緒に持って走る必要があった。だが、第2世代の「Apple Watch Series 2」では本体にGPSがビルトインされ、さらに50m防水となったことで、ランニング用デバイスとしての完成度が飛躍的に向上。Apple Watchだけを身につけて走る機会が増えた。

 ランニングのお供として導入したApple Watchだが、いち社会人としてはスケジュール管理や気象情報の通知など、さまざまなアプリがもたらす便利な機能がもはや欠かせなくなった。私自身が日常的に使っていて、日ごろ忙しく動き回るビジネスパーソンの「しまった」「ウッカリ」を防げるお薦めの無料アプリをまとめてみた。

ナビゲーション&遅刻防止機能付きのスケジュールアプリ「PROPELa」

 社会人になると、当然ながら約束時間の厳守が不可欠となる。少なくとも5分前には目的地に到着するのが社会人の常識といえ、「しまった、遅刻した」では済まされない場面も多い。

ビジネスパーソンは電車などの公共交通機関で移動することが多いが、アポイントの時間までに余裕を持って到着できるよう心がけるようにしておきたい
[画像のクリックで拡大表示]

 Apple Watchの導入以来、スケジュール管理アプリはいろいろ試してきたが、プラスアルファの機能が優れていると感じたのが「PROPELa」(無料)だ。単なるスケジュール管理機能にとどまらず、優れたナビゲーション機能を加えたアプリ、といえば分かりやすいだろうか。

 スケジュールに時間や場所を登録しておくと、あらかじめ登録した勤務先や現在いる場所の位置情報を参照し、ルートを表示してくれる。交通の手段は電車、乗用車(タクシー)、徒歩から選べ、ナビゲーションはナビアプリで定評のある「NAVITIME」(ナビタイムジャパン)のデータを用いているので、ルートや所要時間の正確さはお墨付きといえる。

iPhone版の「PROPELa」の画面。スケジュールの登録は、Apple WatchではなくiPhone上でする。スケジュールに駅名や建物名、住所などを加えると、その場所に到着するためのナビゲーションが有効になる
[画像のクリックで拡大表示]
電車を指定した場合、複数のルートを提案してくれる。遅延や運転見合わせが発生した場合、その情報も加味したうえでルートを表示する
[画像のクリックで拡大表示]

 PROPELaが便利なのが、移動にかかる時間を基に出発すべき時間のデッドラインを算出し、遅刻しそうになる前に「移動の準備を」とApple Watchに通知してくれることだ。都心部の路線や地理に不案内な新社会人は特に注目といえる。

入力したスケジュールは、Apple Watchでも参照できる。出発までの時間も表示されるのが便利だ
[画像のクリックで拡大表示]
ノンビリしていると、移動を促す表示がApple Watchに現れるのが気が利いている
[画像のクリックで拡大表示]

 電車に乗り遅れないことに特化したいならば、カウントダウン型時刻表の「駅.Locky」(無料)がお薦め。次の電車の発車までの時間を大きな文字で表示してくれるので、時刻表アプリを開いて小さな文字を追う手間がない。これらのアプリを活用すれば、早め早めの行動が身につき、得意先との会議に遅刻するといった失態を防げるだろう。

「駅.Locky」を起動すると、次の発車時刻が表示されるとともに、ひとまわり大きな文字であと何分で発車するかをカウントダウンで表示してくれる
[画像のクリックで拡大表示]
あらかじめ自宅や会社、よく行く場所などの最寄り駅を登録しておけば、簡単に発車時刻までのカウントダウンが表示できる
[画像のクリックで拡大表示]