ドワンゴは2017年4月29日、30日に幕張メッセ(千葉県千葉市)にて、「ニコニコ超会議2017」を開催した。2012年から毎年ゴールデンウイーク前の時期に行われており、今年も2日間で15万4601人が会場に来場。会場からの生放送をネットで見たネット来場者は505万9967人に達した。

 一見するとお祭り騒ぎのような雰囲気だが、2017年はVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、裸眼立体視など先端技術を活用したブースが多々あり、「いかに技術で楽しむか、面白く見せるか」という点でさまざまな試みが行われていた。“先端技術のユーザー参加型実験場”ともいえるイベントだった。

「ニコニコ超会議2017」の会場の様子
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VRを使った展示はもはや当たり前

 今年のニコニコ超会議で目立ったのは、VRを活用した展示だ。「なんだまたVRか」という声が聞こえてきそうだが、VRをひとつの手段として、VRで何を見せるか、VRと他のデバイスを組み合わせてどう面白い体験をさせるかにポイントが移っていた。

 そんな“進化系VR”を象徴していたのが、民進党ブースで「戦慄のVR体験」と題して展示されていた「VR蓮舫」。総理大臣になって民進党の蓮舫代表やその他の国会議員から追及を受けるというもの。指に装着した心拍計の結果からどれだけ動揺したかを判定し、「総理大臣適性」がランクとして表示される。VRといえば、ゾンビなどのホラーコンテンツで怖さを味わうものが多いが、他人から追求されるという別な意味での怖さを体験できるコンテンツとなっていた。

国会の委員会などをイメージした席に座り、心拍計とヘッドマウントディスプレー、ヘッドホンを装着して体験する
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心拍計の数値からどれだけ動揺したかで「総理大臣適性」がランクとして表示される
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 一方の自民党は、「ぐるっと360 自民党本部に行ってみた。」を実施。自民党本部の総裁室や幹事長室、会議の現場などが体験できた。二階俊博幹事長や小泉進次郎議員などの大物の議員も登場する。内容は今井絵理子議員が手話で案内してくれる。

一般的なVRと同じヘッドマウントディスプレーとヘッドホンを装着して体験する
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二階幹事長も登場
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自民党ブースはキッチンカーも展開。歴代の総理大臣も食べたというカレーが無料配布された
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