容量はどれだけあるといい?

 モバイルバッテリー選びで重要なのは、「バッテリー容量」と「重量」、「出力と入力の値」だ。

 バッテリー容量は5000mAhや10000mAh、20000mAhなどの製品があり、数値が大きいほどスマホのフル充電回数が増える。だが、容量が大きいほど重たくなるので、用途によって使い分けよう。毎日の持ち歩きなら5000mAh、旅行なら10000mAh以上あると便利だ。

左から5300mAh、10050mAh、13400mAhの製品。容量が増えると充電回数が増えるが、その代わりに大きく重たくなる
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 スマホのフル充電回数は、モバイルバッテリーの容量から充電時の消費電力ぶんを差し引いた約60〜70%の数値と、スマホの内蔵バッテリーの容量から計算できる。

 容量5000mAhのモバイルバッテリーだと、おおむねiPhone 7(1960mAh)を約1.6回、iPhone SE(1642mAh)なら約2回、Androidスマホでは平均的な容量のXperia XZ(2900mAh)だと約1.1回ぶんに相当する。

 充電速度を決めるのは「出力」の数値だ。「5V/2A(10W)」あれば、多くのスマホを快適な速度で充電できる。また、「入力」も5V/2A(10W)あると、モバイルバッテリー自体の充電が高速になる。この記事では、両方の数値が基本5V/2A以上の製品のみを紹介する。

モバイルバッテリーを選ぶなら、出力・入力ともに5V/2A以上の製品がオススメ
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 最近では、最新の急速充電規格「Quick Charge 3.0」や「USB PD」対応モバイルバッテリーも発売されるようになった。ただしQuick Charge 3.0は対応スマホと接続しないと効果がない。USB PD対応モデルは現時点で活用できる機器が少ないうえに、機器やケーブルの組み合わせが複雑になる。スマホやPCに詳しい人ならいいが、初心者にはおすすめしづらい。

「マルチポートUSB充電器」も用意しよう

 モバイルバッテリーを便利に利用するには、複数のUSB機器をまとめて充電できるマルチポート型のUSB充電器も用意しよう。できれば、自宅用の5ポートクラスのものと、携帯用の2ポートクラスのものがあると便利だ。これらについても、記事の最後で紹介する。

マルチポートUSB充電器があると、自宅でスマホやモバイルバッテリー、その他USB充電対応機器をまとめて充電できる
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 では、4種類のモバイルバッテリーについて見ていこう。