端末自体が格安になるわけではないのに、格安スマホを使うメリットは何か。

 まず、格安スマホとして販売されるSIMフリースマホは、MVNO自身が格安SIMとセット販売するいわば“お墨付き”の機種だ。自分でSIMフリースマホや中古スマホを用意する場合とは違い、そのMVNOのサービスに対応しているのかチェックする必要がない。また、格安スマホのスマホ端末代を分割で支払うことで、初期費用を抑えられるのも利点だ。

 格安スマホ向けに保証オプションを提供するMVNOも多い。トラブルの内容に関わらず、保証を申請したその日のうちに交換機を発送してくれるMVNOもある。

 一方、デメリットは、格安SIMを使うことによるもの。キャリアメールをはじめ、大手携帯電話会社独自のサービスはいずれも利用できない。店舗を構えていないMVNOも多く、対面でのサポートを受けられないことに不安をおぼえる人もいるだろう。それに、平日の12時台や夕方など、混雑する時間帯に通信速度が低下する傾向もある。

 競争が激化する中で、自分が利用しているMVNOが格安SIMサービスから撤退するリスクもある。2017年に撤退したプラスワン・マーケティングのケースでは、同社が提供してきた格安スマホ向けの保証オプションが利用受付を停止しており、2018年4月末の時点でも再開の目処は立っていない。もしも契約したMVNOが撤退すれば、影響を受けるのは避けられない。