「格安」なのは通信料金

 では、格安スマホは何が「格安」なのか?格安スマホのサービス内容やコストについて考えるときは、格安SIMとSIMフリースマホを切り分けると理解しやすい。

 格安スマホを「格安」たらしめているのは、格安SIMによる通信料金だ。同じ通信容量で比較した場合、格安SIMの月額料金は大手携帯電話会社よりもおおむね安い。特に毎月の通信容量が少なめの場合は、格安SIMのほうが割安だ。MVNOによっては家族同士で通信容量を分け合うシェアプランや、特定サービスの通信量が無料になるカウントフリーなども利用できる。

 一方、SIMフリースマホは選択肢が多く、選んだ機種によって価格にも開きがある。例として、「IIJmioモバイルサービス」(IIJ)で販売されている一部の格安スマホの価格を、以下の表にまとめてみた。分割払いにしたときの毎月のコストは、月3GBまで使えるプラン(月額1600円)を選んだ場合で試算している(キャンペーンによる割引などは考慮していない)。これによると、IIJmioでnova lite 2を購入した場合のコストは毎月2550円だが、Mate 10 Proでは2倍近い4950円も掛かる。

 つまり、格安スマホで“格安”なのは通信料金。MVNOによっては割引キャンペーンなどを実施するケースもあるが、スマートフォン端末の価格が安いわけではない。格安スマホを使うコストは、どんな端末を選ぶかによって左右されやすいことがわかるだろう。

IIJmioで販売されている格安スマホのコスト比較
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