格安スマホといっても端末は安くない!?

 普及拡大のきっかけは、2014年4月にイオンリテールが日本通信の格安SIM「b-mobile」とGoogleのSIMフリースマホ「Nexus 4」のセットを数量限定で販売したことだった。「格安スマホ」という呼び名も、この頃から広まり始めた。

 同年11月には、エイスーステック・コンピューター(ASUS)が日本において「ZenFone 5」の販売を開始。自社の通信サービスとセットで販売したMVNOも多く、一躍人気機種となった。

人気機種となったASUSの「ZenFone 5」(2014年に登場したモデル)
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 現在では、4年前に比べて格安スマホの選択肢が大幅に広がっている。人気が集まりやすいのは「nova lite 2」(ファーウェイ)や「ZenFone 4 Max」(ASUS)といった、コストパフォーマンスに優れた2万円台~3万円台の機種。これは、2014年のZenFone 5から続く流れだ。

 その一方で、AI(人工知能)を内蔵したハイスペックな「Mate 10 Pro」(ファーウェイ)や、赤外線カメラを備えたタフネススマホ「CAT S60」(CAT)のように、税込で8万円を超えるようなSIMフリースマホも格安スマホとして販売されるようになった。また、mineoなど、アップルの「iPhone」シリーズを格安SIMとセットで販売するMVNOも現れている。選べるのは旧モデルのこともあるが、「格安スマホ」といったところで、必ずしも安いスマホ端末ばかりではないのが実情だ。

アップルのiPhone 6s。iPhoneシリーズを取り扱うMVNOも増えている
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