ドコモ、au、ソフトバンクは海外利用の値下げでお得に

 海外でのデータ通信で、一番便利かつ案内が充実しているのは、ドコモ、au、ソフトバンクの「国際ローミング」だ。追加プランの料金を支払うことで、手持ちのスマホを海外でもそのまま利用できる。特にドコモやauはキャンペーンなどで価格も安くなってきた。

 実際に利用する場合は、渡航の数日前に各社の案内サイトから渡航先で利用できる料金プランや設定方法を確認しておこう。なかには、日本で事前に加入を確認しておく契約や、スマホの設定、更新が必要なものもある。また、渡航後に迷わないよう、必要な操作を印刷したり、パンフレットのPDFをダウンロードしたりと、ネットにつながらなくても設定方法がわかるような準備も必要だ。

【各社の案内サイト】

NTTドコモ 海外でつかう・海外へかける
au 海外で使う(au世界サービス)
ソフトバンク 海外で使う

 注目は、各社が提供している、対象国限定のキャンペーンだ。

 ドコモとauは、対象国は限られるが、24時間あたり980円で快適にデータ通信ができるサービスを提供している。利用するための手間が少なくて低価格、サポート情報も豊富なので、数日~10日程度の旅行ならメーンのデータ通信方法として使いやすい。

 これらのサービスはあくまでも期間限定のキャンペーンだ。期限が終わると終了してしまう。とはいえ、ドコモはGW直前に当初のキャンペーン期間を9月まで延長した。auも32の国・地域を除く131の国・地域でのサービスは6月5日までのキャンペーン扱いだが、終了前に延長される可能性もある。夏の海外旅行を考えている人は、各社の最新情報をチェックしておこう。

ドコモとauはキャンペーンの定額プランがお得だ。auは32の国・地域で980円/24時間の正式サービスを開始。6月5日までは163の国・地域に対象範囲を拡大するキャンペーンを実施中
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海外に到着後、国際ローミングのデータ通信設定を完了すると、すぐにキャンペーンプランの利用を開始できる
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 ソフトバンクは米国で同社のiPhoneとiPadを利用するユーザーに限定して、米国での無料データ通信や通話サービスを提供している。利用できる条件は限定されているが、米国への渡航が多い人なら魅力的なサービスだ。

●NTTドコモ
プラン 「海外1dayパケ」とことん使い放題キャンペーン
契約適用条件 キャンペーン終了の2017年9月30日24時まで、通信制限なしの使い放題になる
事前にWORLDWING(無料)と海外1dayパケの利用登録をすること
ドコモが案内する設定を国内と渡航先で実施すること
対応国 米国(ハワイ・アラスカ含む)・中国・韓国・台湾・タイ・香港・シンガポール・フィリピン・マカオ・グアム・サイパン・米領バージン諸島・プエルトリコ
契約料金 24時間980円(キャンペーン期間の対象国のみ)
データ通信料金 使い放題(キャンペーン期間の対象国のみ)
通話料金 通常の国際ローミング通話料金が適用される
●au
プラン 「世界データ定額」 Wi-Fiルーター不要!身軽に海外キャンペーン
契約適用条件 キャンペーン終了の2017年6月5日23時59分まで、163の国と地域で使える
事前にデータチャージ(無料)の利用登録をすること
au STAR会員は世界データ定額が毎月1回(24時間分)無料
auが案内する設定を国内と渡航先で実施すること
対応国 標準の32の国・地域に加えて、キャンペーン期間中は131の国・地域を追加。合計163の国・地域で利用可能
契約料金 24時間980円
データ通信料金 使い放題(国内と同じく、高速通信は通信量を消費する。チャージも可能)
通話料金 通常の国際ローミング通話料金が適用される
●ソフトバンク
プラン アメリカ放題
契約適用条件 iPhone 6以降のiPhone、またはiPad Air2以降のiPad
事前に世界対応ケータイ(無料)の利用登録をすること
ソフトバンクが案内する設定を国内と渡航先で実施すること
対応国 米国本土、ハワイ、プエルトリコ、 バージン諸島(米国領)
非対応:グアム、サイパン、アラスカ州とモンタナ州の一部地域などを除く
契約料金 無料(キャンペーン価格。キャンペーン終了後は契約申し込みが必要。価格は980円/月、またはスマ放題「データ定額パック・標準(S)」以上の加入かつ、定額データシェア、シェアプラスなど一部サービスの加入者以外は無料)
データ通信料金 使い放題
通話料金 発信:対応エリアと日本への通話は無料。それ以外への発信は210円/分
着信:無料
各キャリアの海外旅行者向けキャンペーン。期間限定だが、海外でのデータ通信が安く利用できる。ウェブなどの情報を基に作成


 これらキャンペーンの対象外の国では、やや高額だが1日あたり2980円の定額データ通信プランが用意されている場合がある。国によっては、定額データ通信もなく、かなり高額な従量制プラン(1.6円/KB、1MBあたり1638円)を使うしかないこともある。その場合は、海外Wi-Fiルーターのレンタルなど、ほかの手段を考えたほうがいい。

NTTドコモ 海外パケ・ホーダイ 海外での高速データ通信を、上限額2980円で日本時間0時から23時59分のあいだ使い放題になる。104の国・地域が対応。
au 海外ダブル定額 海外での高速データ通信を、上限額2980円で日本時間0時から23時59分のあいだ使い放題になる。163の国・地域が対応。
ソフトバンク 海外パケットし放題 海外での高速データ通信を、上限額2980円で日本時間0時から23時59分のあいだ使い放題になる。165の国・地域が対応。
各社国際ローミングの定額データ通信プラン。1日当たり2980円は共通だが対象となる国・地域が異なる