カメラとして使ってもらうため、あえてWi-FiやBluetoothは搭載しなかった

 SQ10の本体は、フィルムのフォーマットに合わせた正方形と円をモチーフにした左右対称の個性的なデザインを採用する。前面には左右に2つのシャッターボタンを用意し、どちらのボタンでも撮影できるので、左利きの人でもストレスなく扱える。ただ、背面の操作ボタン類が中央にあるため、本体を支えながらボタンやダイヤルを操作しようとすると親指を伸ばさなければならず、操作性はいまひとつ。左右対称のデザインも賛否を呼びそうだ。

正方形と円をモチーフにした個性的なデザインを採用する。中央部の銀色のパーツは回転式の電源スイッチで、左右上部にはシャッターボタンを2つ用意する
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上部に3型液晶を搭載する。液晶の右側にある白いドットでフィルムの残り枚数を表示する仕組みだ。操作ボタン類は中央部にまとめて配置するが、慣れないと操作しづらい
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 本体サイズは119(W)×127(H)×47(D)mmとかなり大柄で、従来のチェキと比べても幅・高さとも大きくなっている。フィルムカートリッジを収めるスペースを確保しなければならないため、ある程度のサイズになるのは理解できるるが、直線基調のデザインにすればもうちょっとスリムにできそうだ。

フィルムカートリッジは背面パネルを開けて収納する。従来のチェキ用フィルムは使えない
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 装備面では、意外にも近ごろのデジカメでは必須となったWi-FiやBluetooth機能は搭載していない。「Wi-FiやBluetoothがあれば、スマホdeチェキのようにスマホで撮影した写真をワイヤレスで手軽にプリントできるのに…」と思ったが、富士フイルムの担当者によるとあえて搭載しなかったのだそう。Wi-Fiがあれば撮影はスマホのカメラに任せられるので、SQ10にカメラ機能を持たせる意味がなくなってしまうからだ。SQ10は、これまでのチェキと同様にあくまでカメラとして使ってもらいたいという。

 ややイレギュラーな使い方となるが、デジカメやスマホで撮影した写真もmicroSDのDCIMフォルダにコピーすればSQ10でプリントできる。2000万画素超のデジタル一眼で撮影した写真もプリントできたが、一部の機種で撮影した写真はデータを認識できなかった。microSDカードを持たないiPhoneは、パソコンからmicroSDにコピーすればよい。ワイヤレスのように手軽ではないが、一手間かければデジカメの写真もプリントできることは頭に入れておこう。

microSDカードスロットを搭載する。SQ10で撮影した写真を保存できるほか、microSDカードに記録した写真をSQ10でプリントすることも可能
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