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 2017年2月、スニーカーの老舗・ニューバランスが満を持してスマートウォッチ市場に参入した。大手スポーツ用品メーカーとしては、アディダスが「マイコーチ スマートラン」で、ナイキは「Apple Watch Nike+」で市場へすでに参入している。後発となる機種の仕上がりはどうなのか、その使い勝手をチェックした。

 同社初となるスマートウォッチの名は「NB RunIQ Watch」(3万4800円)。NB RunIQ Watchはインテルと共同開発したもので、ランニング用途を意識した作りとなっている。また、デンマークのイヤホンメーカーJabra(ジャブラ)とコラボレーションしたBluetoothイヤホン「PaceIQ」も周辺機器として展開している。

機能とデザインのバランスがいい

 スマートウォッチは「運動のモチベーション作り」に最適なツールだ。実際に筆者も、アップルのApple Watchを使ったことでランニングが習慣化した。

 例えば、スマートウォッチの画面には走行距離、ペース、心拍数などが表示され、運動中にチェックできる。走行ルートは自動で記録され、専用アプリでログを確認できる。この手軽さがいい。

 ランニングが習慣化すれば、シューズやウェアの需要も増える。スマートウォッチの寿命は基本的にシューズよりも長いため、理想的にはスポーツ用品ブランドの囲い込みに繋がる。

 一方で、スマートウォッチにどこまで機能性を持たせるかというバランスが難しい。歩数や距離しか測定できない製品ではスポーツ用途には物足りないが、高機能でも、時計として日常使いに適した製品デザインでないと一般受けしにくい。例えば、高精度の心拍数測定やGPS搭載を売りにする運動用スマートウォッチはいくつかあるが、本体が大きく普段使いしづらいものもある。

 だが、今回使用したNB RunIQ Watch(以下、RunIQ)はスマートウォッチとしてバランスがよい。対応機能が豊富で、デザインもファッショナブルで遊び心がある。スポーツユーザーだけでなく、ニューバランスが好きな一般消費者にも訴求できる仕上がりだ。

 RunIQとApple Watchを比べると、大きな違いは搭載OSだ。Apple Watchはアップルが開発する「WatchOS」を搭載しており、iPhoneと一緒に使うのが必須。一方、RunIQはグーグルの「Android Wear」を搭載し、Androidスマホと共に使うほうが適している。RunIQはiPhoneとも使用できるが、現時点では音楽再生などの一部機能は使えなかった。

NB RunIQ Watch
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