ズームと夜景に強く「デジカメ要らず」

 3つのカメラとAIで強化された機能の1つがズームである。一般に、コンパクトデジタルカメラに勝るとも劣らない機能・性能を備えたといわれるスマートフォンカメラだが、最大の弱点がズームだ。デジタルズームで遠方を撮影しようとすると、画質が劣化してしまう。だがP20 Proでは3つのカメラを使うことで、ズームの弱点を見事に克服した。

 まずは、標準状態から望遠カメラへと切り替えることで、光学3倍ズーム相当の撮影ができる。さらにカラーと望遠、モノクロのカメラをフル活用したハイブリッドズームによって、画質がほとんど劣化することなく1~5倍ズームの撮影が可能だ。

P20 Proの標準倍率で撮影した写真
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3倍ズームで撮影した写真。望遠カメラで光学3倍ズーム相当の撮影が可能だ
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5倍ズームで撮影した写真。2つのカメラを用いたハイブリッドズームによって、これだけ寄っても画質が劣化しない
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 それ以上のズームは、望遠カメラを使ったデジタルズームになるようだが、強力な手ブレ補正と画像処理技術によって10倍ズームでも精細な画質を実現している。3つのカメラをフル活用することで、コンパクトデジタルカメラが必要ないくらいのズーム機能を実現しているのである。

10倍ズームで撮影したところ。デジタルズームながらも強力な手ブレ補正と高い画像処理技術によって細部までしっかり表現できている
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 4000万画素のメインカメラと、Huawei AISが大きな効果を発揮しているのが、暗い場所での撮影である。ファーウェイの説明によると、1ルクスの明るさでも被写体をしっかり映し出せるとのこと。

 そこで、遮光性の強いカーテンを閉め切ったホテルの室内で、筆者が持ち合わせていた旧機種のP9と写真を撮影して見比べてみたのだが、その違いは歴然だった。

暗い部屋の中で、P9で撮影した写真。ほぼ真っ暗
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同じ場所で、P20 Proで撮影した写真。暗い場所であっても、高性能なイメージセンサーによって被写体をしっかり捉えている
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 さらに驚かされたのは夜間の撮影だ。夜間の露光撮影時は手ブレの影響を大きく受けてしまうため、通常は三脚が必要となる。だが、P20 Proは数秒間露光することで、夜景を明るく映し出す「夜間撮影」というモードを装備。前述の手ブレ補正機能とHuawei AISによって手ブレが大幅に抑えられるため、手で持って撮影しても手ブレの影響を受けることなく、きれいに撮影できるのだ。

「夜間撮影」モードを使った写真。数秒間露光する必要があるため手ブレの影響を受けやすいのだが、Huawei AISによって手ブレが大幅に抑えられ、美しい夜景を撮影できる
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