回線はWiMAXとLTE格安SIMの2種類から選べる

 ホームルーターを購入するときのポイントは、インターネットとの接続方法。大きく分けて2種類あり、WiMAXか4G(LTE)から選ぶことになる。

 WiMAXの代表製品は、ファーウェイの「Speed Wi-Fi HOME L01s」。WiMAX 2+の4×4MIMO CA通信を搭載しており、速度は下り最大440Mbps(理論値)。無線LANはIEEE802.11a/n/ac(5GHz帯)、11b/g/n(2.4GHz帯)が使え、2.4GHz/5GHzの同時利用が可能だ。有線LANポートが2つあるのもポイント。またNFCリーダーを備えており、対応端末とタッチするだけで接続設定が完了する。外観は高さ180mm、直径93mmの円筒形で、重さは約450g。設置面積が小さいのもうれしいところだ。

 月額料金は通信事業者によって少し異なるが、容量無制限という選択肢があるのが魅力。例えばUQコミュニケーションズで利用した場合、容量無制限のプランは月額4380円。上限7GBで3696円というプランもあるが、価格差を考えると容量無制限のほうがお薦めだ。取材時点では本体を2800円で同時購入できるプランも用意されていた。

ファーウェイ「Speed Wi-Fi HOME L01s」
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 4G(LTE)の代表製品は、NECプラットフォームズ「Aterm HT100LN(SW)」。通信速度は下り150Mbps(理論値)。無線LANはIEEE802.11a/n/ac(5GHz帯)、11b/g/n(2.4GHz帯)対応だが、2.4GHzと5GHzは切り替え式の排他利用となっている。有線LANポートは1つだ。

 機能面では、指定された機器が接続されるとアプリやメールで知らせる「Wi-Fi接続通知機能」を備えており、子どもの帰宅の確認や高齢者の見守りなどに応用できそうだ。機器との接続については、無料の専用アプリを使ったアシスト機能を提供する。サイズは130mm四方と小型で、重さは200gと軽いので、出張中にホテルに持ち込んで接続といった使い方にも向く。

 月額料金はMVNO(仮想移動体通信事業者)によって異なるが、データ通信だけの契約で済むことからランニングコストは格安スマホよりも安い。もちろん、WiMAXよりも低コストだ。インターネットイニシアティブの「IIJmio」を例にすると、上限3GBのプランが月額900円、6GBのプランが1520円、12GBは2560円となっている。このほかAterms HT100LNの機種代金650円(24回分割支払いの場合)を上乗せするセットプランも選べる。

NECプラットフォームズ「Aterms HT100LN(SW)」
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 WiMAXにするか4G(LTE)にするかは、速度とデータ通信容量が決め手だ。通信速度を優先し、データ使用量が多いならWiMAX。休みの日には対戦ゲーム三昧という人には容量無制限プランを選べるのが心強い。一方、データ使用量が限られており、通信速度もあまり重要ではないというなら、基本料金の安い4G(LTE)がいいだろう。パソコンでメールのやり取りやWebを閲覧するぐらいの使い方なら、費用を極力抑えられるはずだ。

(文/片田貴之)