おすすめのモデルは?

 5000円以下のイヤホンをそろえた今回のレビューだが、価格帯で見ると2000円台の2機種、4000円台の5機種と2クラスに分かれている。

 2000円台はCollectionAudioのVJJB-V1、Jay-fiのJEB-101と主にアマゾンで販売されている2機種の比較となった。

 いずれも音質の良さで評判の機種だが、実際のサウンドを比べてみると、VJJB-V1は情報量のあるバランス型なのに対して、JEB-101は重低音に振り切ったサウンドと個性が大きく異なっていた。

 4000円台のクラスは5機種がひしめく激戦区。茶楽音人のCo-Donguri雫とフィリップスのSHE-9730BK、パイオニアのSE-CH5Tはハイレゾ対応。ZERO AUDIOのZB-03は重低音モデル。エレコムのEHP-GB1000Aはハイレゾ対応かつ重低音モデルといずれも音質を売りにする機種が集結した。

 ハイレゾ対応のSHE-9730BKはフィリップスらしいナチュラルなサウンドとハイレゾとの融合がユニーク。茶楽音人のCo-Donguri雫は音空間を広く取ってダイレクトに耳に届くサウンドが光る。パイオニアのSE-CH5Tは、さまざまな音楽ジャンルへ対応できるのが持ち味だ。

 重低音モデルでは、ZERO AUDIOのZB-03が、引き締まった重低音とともに中高域の鮮鋭感も持った実力機。エレコムのEHP-GB1000Aはハイレゾにも対応した重低音イヤホンだが、タイトさや量感ではなく迫力志向に振ったところがユニークだ。

折原のイチオシ
Co-Donguri雫(茶楽音人)

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 今回は5000円以下の価格はとても思えない高音質の機種が多数あった。イチオシ選出は悩んだが、ベストの1台はCo-Donguri雫を推したい。4000円台のイヤホンとしては異例の情報量と空間再現力を持ち、上位の価格帯でも通用する高コスパ製品だ。

 次点は2000円台という低価格で購入できるCollectionAudioのVJJB-V1を挙げたい。 

(文/折原 一也)