手軽にきれいな撮影ができるカメラ機能を重視

 映像プロダクトマネージャーであるスー・ユー氏によると、OPPOのカメラは「いい写真を撮影できるだけでなく、気軽に美しい写真を撮影できることを重視している」とのこと。そうしたカメラを開発するための重点ポイントとして4つを挙げた。

OPPOで映像プロダクトマネージャーを務めるスー・ユー氏
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 1つ目はカメラモジュール自体の性能だ。OPPOではセルフィー(自分撮り)に最も適しているとされる80度の画角や、6枚のレンズを用いた「6Pレンズ」などを業界でいち早く採用し、カメラの進化をリードしてきたと自負する。

 2つ目は映像をデジタル化するイメージセンサーだ。OPPOではサプライヤーと共同で独自のイメージセンサーの開発を進めており、2017年に発売したフラッグシップモデル「R9s」に搭載された「IMX398」も、ソニーと共同で開発した。こちらはフォーカス速度を40%アップ、暗い場所でもより明るく撮影できるなどの特徴があるという。

OPPOはソニーと共同で、独自技術を活用したイメージセンサー「IMX398」を開発。同社の大ヒットモデル「R9s」などに採用されているという
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 3つ目はイメージセンサーで取り込んだ画像を処理するISP(Image Signal Processor)。こちらもクアルコムと共同開発を進めている。R11sが採用している「SnapDragon 660」も、独自開発のISPを搭載することで性能向上を図った。

 4つ目に挙げたのがソフトウエア、つまり画像処理のアルゴリズムで、「ここが最大の差異化要素だ」とユー氏は言う。そのことを最も象徴しているのが、人物の顔をきれいに撮影するビューティー機能だ。

顔をきれいに、しかも自然な形で加工するビューティー機能は、OPPOが2012年から搭載しているもので、同社製品の特徴の1つとなっている
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 OPPOは2012年の「U701」という機種で、他社に先駆けていち早くビューティー機能を搭載した。その理由について、ユー氏は「5、6年前はフロントカメラの性能が低く、背面のメインカメラと鏡を使ってセルフィーを撮影する人が多かった」という。そこでOPPOは、フロントカメラの高画質化を進めると同時に、「そこまでしてセルフィーにこだわる人は顔がきれいに写ることに強いこだわりがある」(ユー氏)ことから、ビューティー機能の導入に至ったという。

 ビューティー機能は年々進化を遂げ、日本に投入された「R11s」では、AIを活用した第4世代を搭載しているとのこと。OPPOでは1万以上のセルフィーのサンプルを収集し、AIを用いて顔の特徴を分析することで、眉毛や肌、目元などをより自然に、美しく処理できる仕組みを実現していると、ユー氏は言う。

ビューティー機能は年々進化しており、R11sなどに搭載されているビューティー機能は、AIを活用した第4世代だ
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