すべてのリソースをスマートフォンに集中

 OPPOは2004年に設立された。当初はMP3プレーヤーが主力だったが、2008年に携帯電話事業に進出。カメラに特徴のあるスマートフォンを次々投入したことで、新興国の若い世代から支持を獲得し、急成長を遂げた。現在は事業をスマートフォン1本に集中。アップルやサムスン電子、ファーウェイなどがパソコンや家電製品も手がけるのとは異なり、社内の全リソースをスマートフォンに投入することで、ユーザー体験を高めることに注力しているという。

 そのことを象徴しているのが、スマートフォンの開発から製造までを一貫して行う東莞市の工場本社だ。OPPOは中国だけでも3万人の社員を抱えており、そのうち1万人がこの工場本社に在籍している。自社で工場を持ち、スマートフォンを製造している企業は多くない中、自社でスマートフォンの開発から製造までを行い、クオリティーコントロールを重視する姿勢からは、同社がスマートフォン事業にかける意気込みが見て取れる。

工場内の基板の生産ライン。スマートフォンの生産をアウトソースする企業が多い中、OPPOは自社生産にこだわっている
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さまざまな国で利用されることを想定し、落下や耐水、ねじれなどさまざまな試験を実施、検証することで端末の品質を確保しているとのこと
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 OPPOがスマートフォンで力を入れている要素は、大きく分けて、デザイン、急速充電、カメラ機能の3つ。その中でも特に注力しているのがカメラ機能だ。OPPOは自社のスマートフォンを「カメラフォン」と呼び、スマートフォンに適したカメラの研究開発を非常に重視している。

OPPOはこれまで、カメラに力を入れた機種を多数投入。過去にはカメラが自動で回転し、1つのカメラで風景撮影も自分撮りもできる「N3」のようなユニークな機種も発売している
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