街中で存在感を示すソニー&パナソニック

 より多くの参加者との接点を増やし、自分たちのブランドをアピールするとなると、トレードショーにとどまらず街中に大きなハウスを作ってアピールする事例も定着してきた。

 3年前より始まったソニーのハウス出展は2018年も非常に人気だった。その人気の秘密は、展示が体験型のエンタメコンテンツになっているからだろう。研究開発段階のプロジェクトを「WOW」な体験に変換した“Sony WOW Studio”は、今年もさまざまなアトラクションを用意していた。

A(i)R Hockey(エーアール エアーホッケー)。1/1000秒という圧倒的な速さでトラッキングできるソニー開発の高速ビジョンセンサーを活用したARエアーホッケー。手元に仕込まれた触覚技術により、リアルな円盤とプロジェクションされた円盤の違いが全く分からなかった。既に工場の自動化で使われていた技術を、エンタメ方面での用途に活用。今回が初のお披露目となった
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Interactive CUBE。クアラルンプールの伊勢丹でも導入されている下から照射できるプロジェクターとセンサーを使った空間に浮かぶ映像とインタラクションを楽しむことができる装置。同装置を使ったゲームは、世界各地から来場した人々を笑顔でつなげた
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 一方、2017年より始まったパナソニックハウスは、衣・食・住にちなんだ“未来の暮らし”を想起させるプロダクトが集まっていた。同ハウスは、特に人通りが多い場所にあるため、インタラクティブ部門以外の来場者も多く集まっているように見えた。このような誰もが関わる“暮らし”をテーマにするのは非常に親しみやすく、来場者も楽しく未来の暮らしに触れていた。

パナソニックハウスが位置するのは、SXSWの中心となるコンベンションセンターからほど近いメイン通りの6番ストリート。インタラクティブの来場者だけでなく、フィルムやミュージックの来場者、そして一般客も並んでいた
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会場で特に目を引いたのは、窓に見立てたディスプレーの「+WINDOW」。地下室やマンションなどの窓が無い部屋でも窓があるかのような空間を作りあげることができる。オースティンはライブハウスやクラブがたくさんあり、その奥は真っ暗なことが多い。現地で会話したミュージシャンは“クラブにあったら面白い”と話していた
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