MVNOのLINEモバイルは2017年3月14日、同社SIMの店頭販売を始めると発表した。3月15日以降、ビックカメラとヨドバシカメラの全国10店舗に販売カウンターを設置、さらに今後、全国に100カ所のタッチポイント(販売拠点)を設ける。また、女優・のんさんを起用したテレビCMもLINE モバイルとして初めて放映する。今夏には、同社が提供するカウントフリー対象サービスを拡大、通話オプションを提供する方針も示した。

 2016年9月のサービス開始以来、ネット専業でサービスの拡充に専念していたLINEモバイルだが、店頭販売とテレビCMの放映で、より広いユーザー層への認知向上を図る。

LINEモバイルの嘉戸彩乃社長(左)と女優・のんさん(右)
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店頭販売を開始、サービスは今夏に拡充

 LINEモバイルはこれまで、公式サイトでの申し込み受付とアマゾンでのSIM販売を行ってきたが、リアルな店舗にも販売網を拡大する。3月15日時点で販売カウンターを設けるビックカメラとヨドバシカメラの以外にも、北は北海道から南は沖縄まで全国の人口が多い主要都市に設けていくとのこと。販売カウンターでは、LINEモバイルの新規申し込みやMNP転入申し込み、料金プランや設定に関する相談などが可能だ。

LINEモバイルは今後全国に100カ所のタッチポイント(販売拠点)を順次展開していく予定だ
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LINEモバイルの新サービスについてプレゼンテーションをする嘉戸社長
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 サービスについても今夏をめどに拡大する。一つはカウントフリーだ。LINEモバイルのカウントフリーは、LINE、Twitter、Facebook、Instagramなどの主要なSNSの通信パケットをユーザーが契約した月間のパケット量から差し引かないサービス。このため、パケット上限を気にせずにSNSを利用できる。今年1月18日からは、同社の音楽配信サービス「LINE MUSIC」をカウントフリーの対象に加えた「MUSIC+プラン」も提供している。今夏以降、この「MUSIC+プラン」の対象に他社の音楽サービスも加えるという。どの音楽サービスを対象にするかは検討中だが、価格は現状の「MUSIC+プラン」の据え置きにするとのことだ。さらに、「通話定額オプション」も開始する予定。

初めてのテレビCMに女優・のんを起用

 LINEモバイルとしては初めて、テレビCMも開始する。女優・のんさんを起用した理由について、嘉戸社長は「LINEモバイルの『愛と革新』というキャッチコピーを体現するため、老若男女すべての世代から愛されているのんさんしかいないと信じている」とコメント。のんさんに関しては、事務所との問題なども取り沙汰されているが、嘉戸社長は「のんさん自身の表現力で起用を決定しています。起用は私と社全体の意見です」と語った。今後は第2弾、第3弾と複数のバリエーションを展開する可能性もあるという。

 のんさん自身はテレビCMについて、「撮影では、監督に江國香織さんの短編小説『デューク』を渡されて主人公と登場する犬の心情を両方とも表現してほしいと言われ、とても緊張しました。珍しいぐらい究極にシンプルなCMですが、チャレンジングでカッコいいと思いました 」と語っていた。

テレビCMのイメージに合わせたシンプルな白いワンピースで登場したのんさん
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のんさんはテレビCMに起用されたのを聞いて「うれしくて『わぁーっ』と叫んでいました」と語っていた
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