サブ端末からメーン端末に昇格で利用料も増加

 顧客の平均月額利用料も増加しており、2016年10月が1290円だったものが2月には1600円となっている。この要因として、当初はサブ端末という位置付けのユーザーが多かったのに対し、音声通話をするメーンのスマートフォンとして利用するユーザーが増加していることが挙げられる。月別の申し込みプランの比率は「コミュニケーションフリープラン」の割合が46%(2016年10月)から60%へ(2017年2月)、音声通話SIMの申し込み比率が50%(同)から65%(同)へ上昇していることからもこの傾向が見て取れるという。

顧客の平均月額利用料も2016年10月と2月では310円向上している
[画像のクリックで拡大表示]
音声通話をするメインのスマートフォンとして利用するユーザーが増加している
[画像のクリックで拡大表示]

 「ユーザー満足度は何よりも重視している」と嘉戸社長。約9200人からアンケートをしたところ、ユーザー総合満足度は93%に達しているという。満足度が高い要因として「プランの価格/シンプルさ」が73%、「カウントフリー機能」は55%、パケットの残量が翌月に繰り越せるデータ繰り越しは42%、速度の安定性は40%、LINEの他サービスとの連携が37%となった。この高い満足度により、月間平均解約率は1.2%以下に抑えられている。「解約率を下げるには複雑な契約条件などではなく、顧客に愛され、満足頂くことが重要だと信じている」と嘉戸社長は語った。

約9200人からアンケートをしたところ、ユーザー総合満足度は93%に
[画像のクリックで拡大表示]
満足度の内訳。「プランの価格/シンプルさ」が73%、「カウントフリー機能」は55%、パケットの残量が翌月に繰り越せるデータ繰り越しは42%となっている
[画像のクリックで拡大表示]

 MVNOとしては後発のLINEモバイルだが、既にある「LINE」というアプリ自体の知名度の高さと、大手キャリアと比べると安価な価格設定、SNSを多用する若年層の心を掴む「カウントフリー」という3つを武器に利用者を拡大してきた。店舗販売とテレビCMの開始で、より幅広い層にサービスを訴求したい考えだ。

(文・写真/シバタススム)