未来のアパレル売り場をVRで“見える”化

 最近ではクラウドファンディングなど新規事業を推進するパルコ。SXSWでは大きく内容の異なる2つのブースを展開した。

 ひとつ目は、未来の東京の売り場がコンセプトの「デザイナーズモール・オブ・トーキョー in the FUTURE」。商品を見ただけでは分からない商品に込められた物語をVR映像で紹介するものだ。今回の展示では、商品としてコートを想定し、仕立て中の状態や使い込んで変化した状態をVRで紹介。コートがVR空間に浮かんでいるのだが、生地の質感などの再現度が非常に高く、シンプルな映像だがかなり引き付けられた。

 もうひとつは同社が展開するクラウドファンディング「ブースター(BOOSTER)」との連動企画「IoTプロダクト・フォー・ファッション supported by BOOSTER & Todai to Texas」だ。東京大学の2チームがブースターでSXSWへの渡航費用などを調達し、出展にこぎつけた。

 出展されたのは「Neko Electro(ネコ・エレクトロ)」と「+MOVE(プラスムーヴ)」の2チーム。Neko Electroはネコ耳を装備したカチューシャ型のデバイスで、猫背になると耳が立って振動する。日ごろから姿勢に気を配ることができるという。+MOVEはセンサーを組み込んだハンガー。何かが近づいたら離れるという単純なロジックが組み込まれているが、これが複数あるとまるで生きているように動くから不思議だ。なお、東京大学からは上記の2チーム以外にもさまざまなチームが「Todai to Texas」ブースに出展している。

猫背になると耳が立つカチューシャ「Neko Electro」
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お互いが近づくと離れるハンガー「+MOVE」
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