梅田・大阪駅前にそびえ立つヨドバシカメラ マルチメディア梅田。大阪の地域性に合わせた取り組みが功を奏し、ヨドバシカメラ全店でMacの売り上げがトップとなった
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 全国に店舗を展開するカメラ量販店のヨドバシカメラにおいて、売り上げデータに驚くべき変化が表れた。Macの販売で、秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaや新宿のヨドバシカメラ 新宿西口本店など東京の旗艦店を抑え、大阪のヨドバシカメラ マルチメディア梅田が全国トップになったのだ。

 大阪でMacの売り上げが急伸して東京の店舗を追い抜いた理由を取材すると、大阪の人の性格や地域性に合わせて「どんどん店員に聞いて、触って、比較して」というネット通販にはできない体験を重視したお店作りが客の理解を深めて納得させ、売り上げ増につなげたことが分かった。

2フロアでAppleショップを展開、ゆっくり触れるように配慮

 大阪地区の旗艦店として梅田・大阪駅前に店舗を構えるヨドバシカメラ マルチメディア梅田では、ショップ・イン・ショップ型のアップル製品専門コーナー「Appleショップ」を地下1階と1階の2フロアに展開している。Appleショップを同一店舗内に2カ所も設置しているのは、ヨドバシカメラのなかでもマルチメディア梅田だけだそうで、異例の取り組みといえる。

 マルチメディア梅田は大通りに面しているものの、おもな入店ルートは市営地下鉄梅田駅や各線の連絡通路と直結している地下1階からとなる。そのため、入店した客の往来が多い地下1階に小規模ながらもAppleショップを設け、アップル製品を目にする機会を増やした。ワンフロア上にある1階のAppleショップは面積を広く確保しており、MacやiPadなども多くの台数を展示。フロア担当の高田翔平氏によると、「ゆっくり触りたい方は1階のAppleショップへどうぞ」と誘導するようにしているそうだ。

ヨドバシカメラ マルチメディア梅田1階にあるAppleショップ。通路を広く確保してウッド製の大きなテーブルを配置し、ゆったりとアップル製品を試せるようにした。天井も照明も蛍光灯ではなく暖色系のスポットライトを採用し、落ち着いた雰囲気を出している
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ウッドのテーブルを横に3つ配置しており、Appleショップとしてはかなり広めのスペースを確保している
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1階のAppleショップでは、定番のMacBook Airや薄型のMacBookなど多くのMacを展示。台数に余裕を持たせ、周りを気にせず納得するまで触ってもらえるようにした
梅田・大阪駅からの来店者で往来の絶えない地下1階にあるAppleショップ。1階と比べるとスペースは半分ほどしかないため、展示台数も限られている
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天井には、スペースの広い1階のAppleショップへ誘導する看板が設けられていた。“特大”の文字が展示内容への自信を感じさせる
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