撮影の腕がなくても決定的瞬間を収められる切り札「6Kプリ連写」

 秒30コマ相当の高速連写としても使える6Kフォトだが、動きが素早いうえに予測しづらい野鳥や野生動物が飛ぶ瞬間を見極めてピタリと狙うのは難しい。飛んだ!と思った瞬間にシャッターを切っても、すでに被写体はフレームの外…ということになりかねない。

 6Kフォトの実用性を大きく高める切り札として注目できるのが「6Kプリ連写」(4Kプリ連写)の存在だ。この機能をオンにすると、センサーからの情報を一時的にメモリーに蓄積し、シャッターを切ると全押しした瞬間の1秒前から2秒分の情報(6Kフォトの場合は60コマ分)を記録する。つまり、シャッターを切る1秒前にさかのぼって撮影できるわけだ。

設定画面で「プリ記録」の項目をオンにしておくと6Kプリ連写(4Kプリ連写)が働き、シャッターを切る1秒前からの動画が記録されるようになる
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6Kフォトでプリ連写を有効にして撮影した動画。鳥が飛び立つ瞬間を狙ってシャッターを切ったが、実際には飛び立った直後のタイミングだった
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6Kフォトの切り出しモードに入ったところ。動画の冒頭に記録されているのはシャッターを切る1秒前のシーンなので、鳥がまだ飛び立つ前の状態だった
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画面上のゲージを左右に動かすと、飛び立つ瞬間のシーンを見事に捕らえていた。プリ連写がなければ逃していた
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OKボタンを押すと、そのシーンが16メガの写真として保存された。6K動画自体は削除されず、そのまま残る
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 今回、野鳥が飛び立つ瞬間を撮影してみたが、「飛んだ!」と感じた瞬間にシャッターを切ればおおむね大丈夫だった。実際にシャッターを全押ししたのはすでに飛び立ったあとでも、1秒あれば飛び立つ直前からの様子が記録されているので、お目当てのシーンがほぼ確実に手に入る。数字ではわずか1秒だが、この1秒間のおかげで決定的瞬間を逃さず捕らえられる確率が飛躍的に高まると感じた。

プリ連写を有効にして撮影した動画の冒頭部。シャッターを切る1秒前は、鳥がまだ飛び立つ前の状態だった
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少し進めると、まさに飛び立とうとして力を入れる様子が切り取れた
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羽を大きく上げて飛び上がった瞬間。このシーンを撮りたくてカメラを構えたが、あっさりと手に入った。右上方向に飛び立つと思っていたが真上に飛び立っていったのが唯一の誤算だった
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コマを進めると、バサッと羽根を下ろして舞い上がったシーンが切り取れた
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さらにコマを進めていくと、このような一瞬のシーンも手に入った
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スズメが飛び立つ瞬間をプリ連写を利用して撮影。躍動感のある仕上がりになった。画像サイズが大きいので、トリミングも実用的にできる
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