任天堂の本格スマホゲーム第2弾『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が「ガチャ課金」を採用した狙いとは? ベテランゲームライターが解説します。

 2017年2月2日、ファミコン時代から続く任天堂の人気シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』シリーズのスマホゲーム『ファイアーエムブレム ヒーローズ』(iOS、Android対応)がリリースされました。

任天堂のスマホゲームアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』
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ゲーム画面のスクリーンショット © 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
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 2016年12月にリリースされた任天堂のスマホゲーム本格参入第一弾『スーパーマリオ ラン』は、子どもでも安心して遊べるようにするという理由のもと、全ステージ買い取り制でした。ですが、こちらは任天堂製ゲームとしては初となる「ガチャ課金」を採用。大きな注目を集めることになったのです。

 ご存じない方のために説明しますと、「ガチャ」とは、お金を払ってアイテムやキャラなどをランダムで入手していく仕組みのこと。ソーシャルゲーム市場では一般的な課金システムであり、全世界規模で高収益をあげているスマホゲームの多くで採用されています。

 しかし、優れたアイテムやキャラが出てくるまでガチャを回し続けてしまう(どんどんお金を払ってしまう)心理になりやすく、とくに子どもたちが夢中になって大金を支払ってしまうことが危険視されるため、しばしば「厳しい規制が必要ではないか」という声があがるゲームの仕組みでもあります。

 そんな中、ファミコンでゲーム市場を切り拓いて以降、つねに「子どもが安心して遊べる」ことを重視してきた任天堂が、ついにガチャ課金を採用したアプリを投入してきたのですから、大きな話題を集めたのも当然といえるでしょう。

たくさんの英雄たちが登場する。これは今回からのオリジナルキャラ・アルフォンス  © 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
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プレーヤーは、英雄を召還できる召還士として、この戦いに参加する  © 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
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