最近、スマホで操作できるラジコンがいくつも登場している。だがプラレールやミニ四駆などの普通のおもちゃでもスマホで操作できるようになる、新タイプの乾電池デバイス「MaBeee(マビー)」が2015年11月に発表された。

 MaBeeeはクラウドファンディングサイト「Makuake」で支援を募った製品で、終了までに800人以上のサポーターから目標金額の11倍以上にあたる資金、約580万円を調達。見た目こそ普通の乾電池とほぼ同じだが、普通の乾電池とはひと味違う斬新な機能に多くの支持が集まった。2016年春に製品化される予定だ。

「これまでにない革命的な乾電池」として注目されているMaBeeeには、いったいどんな秘密や魅力が詰まっているのだろうか。

スマホとつながる「MaBeee」。サイズや形状は単3形乾電池と同じで、内部に市販の単4形乾電池を入れて使用する
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電池駆動のモノになら何にでも使える

「乾電池型IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」と名付けられているMaBeeeだが、小難しい機能を持った製品というわけではない。MaBeeeは乾電池とスマホがBluetoothで連携することにより、乾電池で動くおもちゃなどをスマホアプリで操作できるようにする画期的なアイテムだ。

 使い方は簡単。MaBeeeの中に市販の単4形乾電池をセットし、単3形乾電池で駆動するおもちゃなどの電池ボックスにセットするだけだ。あとは専用アプリでスマホと連動させれば、乾電池の出力を操作できるようになる。

 例えば、プラレールのようなおもちゃの電車やミニ四駆などにMaBeeeを利用すると、自分の好きな速度で走らせたり、スタートとストップを自由に操作したりすることが可能になる。スマホに対応した製品を新たに作るのではなく、既存の製品にスマホでの操作機能を「後付けで追加できる」ことが最大のポイントだ。

MaBeeeをミニ四駆に取り付け、スマホで操作しているイメージ
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 おもちゃに限らず、乾電池で動く製品であれば何にでも利用できる点もポイントだ。例えば、乾電池式の電動歯ブラシであればブラッシングにかける時間を決めて子どもに歯みがきをさせられるし、ランプであればスマホから電源スイッチのONとOFFの切り替えができるようになる。

 MaBeeeの予定価格は1本4500円。純粋に乾電池との置き換えとして考えてしまうとかなり高いと感じる値段だ。しかし、それでも800人以上の支持を集めたのは、多くの人がこの価格に見合うポテンシャルをMaBeeeに感じたからだろう。