昨年(2016年)の11月から、iPhone 7 PlusのApple Payに、SuicaカードおよびQUICPayで支払えるクレジットカードを登録して使い始めた。Suicaでの支払いはすぐに慣れたが、QUICPayでの支払いがどうもうまくいかない。コンビニで試してみても、操作に慣れないからか、支払い方法が店によって違うからか、決済がもたつくのだ。レジ前に列ができてしまい、現金で払うことも多々あった。

 そんな状態が続いたある休日、一念発起して、Apple Payだけで過ごしてみることにした。慣れるかもしれないし、使い方で良くない部分に気付くかもしれないと考えたのだ。ついでなので、Apple Payに登録したSuica(Suicaと相互利用が可能なPASMO、TOICA、ICOCA、PiTaPaを含む)だけでどのくらい遠くまで行けるか試してみることにした。鉄道についてはApple Payで自動改札機を通って利用することを基本とし、その他の交通費、食事代や買い物代も支払いはApplePayだけ、という縛り付きの小旅行である。

 Apple Payに登録したSuicaだけで、相当時間がかかるものの大阪まで辿り着けることは把握していた。Apple Payでは東海道新幹線に乗れないので、在来線を利用する。その在来線も東海道線の熱海~函南はTOICAが使えないとあるので、バスとJR御殿場線を使って迂回する。都内から御殿場へは、Suicaで運賃を支払える小田急箱根高速バスで向かうことにした。東海道線は関ケ原~米原もTOICAが使えないことになっているので、名古屋から近鉄で大阪に向かうことにした。

図1●東京から大阪までの移動経路
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写真1●御殿場からJRの在来線で名古屋へ向かい、近鉄に乗り換える
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 水分補給は、駅の自販機でSuicaが使えるだろうと仮定した。都内のJRや地下鉄の駅では、だいたい使えるように思えたからだ。食事は、コンビニでApple Payを使えるので少なくとも調達は可能だろう。ただできれば、現地で名物を食べたいし、可能なら土産も買いたい。