サイドボタンですばやく起動
ZenWatch 3はクロノグラフのようなデザインになっている。サイドには3つのボタンが搭載され、それぞれ異なる機能が割り当てられている。
上部のボタンではアプリをショートカット起動できる。デフォルトでは「ZenFit」を起動する設定となっているが、プリインストールされている「Button setting(ボタンセッティング)」アプリからカスタマイズ可能だ。「カレンダー」など、頻繁に使用する機能を配置しておくことで便利になる。
中部のボタンは押し方によって機能が変わる。1度押しではホーム画面に戻り、2度押しでは「アンビエントモード」や「シアターモード」などの表示機能をオンにできる。また、長押しすればメニューが表示される。
下部のボタンを押すと、「Ecoモード」が起動する。これはバッテリーを長持ちさせたい場合に使用するモードで、端末は機内モードとなり、タッチ操作も不可能になる。
Ecoモードはボタンを押せば解除されることになっているが、再表示されてもタッチできないままになるバグが発生した。この場合には、中部のボタンを押し続けて、再起動させる必要があった。アップデートで早めの改善を希望したい。
Apple Watchとどこが違う?
Android Wearはディスプレーを表示し続けられるのがメリットだ。しかし、その分バッテリー消費が速い。普段Apple Watchを使用している筆者としては、バッテリーに不満を感じた。
例えば、iPhoneとペアリングして使用した場合で比べると、Apple Watchは100%満充電から5時間使用して90%以上残っているが、ZenWatch 3では70%まで減る。毎日の充電は必須だ。
充電ケーブルはマグネット式で、ケースの裏面に貼り付けて充電する。ただし、ワイヤレス給電ではなく、端子で接続するため向きが固定されている。同じマグネット式でもワイヤレスで充電できるApple Watchと比べると、やや不便に感じた。