2020年の東京五輪に向けて4K・8K放送の動きが活発化してきた。4K・8K放送とは、現在主流の2K放送に比べて映像の解像(画素数)が高い放送のことである。

 現在の地上デジタル/BSデジタル放送の約4倍の解像度を持つ4K放送(画素数3840×2160ドット)、約16倍の解像度を持つ8K放送(画素数7680×4320ドット)は非常に高画質で、今まで以上の臨場感ある映像体験ができる。

 未来の放送のイメージの強い4K・8K放送だが、2013年に総務省の主導の下で一般社団法人 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が設立して以来、オールジャパンの体制で推進され、2014年6月にはCS衛星放送で4K試験放送「Channel 4K」がスタートした(同放送は2016年は3月31日で終了)。2015年3月には商用放送の「スカパー! 4K」が開局したことで、4K放送は既に実用化されている。

2014年6月には4K試験放送「Channel 4K」がスタート
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 今年2016年には、BS衛星での4K・8Kの試験放送がNHK他2社により開始される。2016年以降はBS/CSの衛星4K・8K放送の実用放送開始を経て、2020年には東京五輪が4K・8K放送で放送され、パブリックビューイングなどでも視聴される未来像が描かれている。

 そんな中、NexTV-Fが2015年12月25日に公開した技術資料の内容から「4K/8Kで放送された番組は録画禁止になるのではないか」という疑惑が浮上。ネット上で議論をよんでいる。

NHKが技研公開2015で展示した8Kテレビ放送
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地上デジタル放送波による8K放送も技術検証中
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