アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」の人気が続いている。発売開始から1カ月以上経った1月25日時点でも、注文から出荷まで6週間待たなければならないほどだ。
 だが、AirPodsの実力は、はたして人気に見合うものだろうか? 自腹で買って3週間以上使い込んだライターが検証した。

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 2016年9月の発表会で、iPhone 7と一緒にアップル純正の完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」(1万6800円)が発表された。筆者は発表された瞬間に、これまでのワイヤレスイヤホンの不満を解消してくれるのではないかと期待し、購入を決意した。

 筆者はここ数年、Bluetoothを使ったワイヤレスイヤホンを愛用している。ワイヤレスイヤホンは快適だが、いくつか欠点もあり、すべてにおいて満足できる製品には出会えていなかった。ワイヤレスイヤホンに感じる不満は次の3つだ。

(1)端末との接続が面倒(特に複数端末で使う場合)
(2)音切れの発生
(3)バッテリーの持ちが悪い

 不満度が高いものから順に並べた。このなかに「音質の悪さ」がない理由は、よい音質で音楽を聴きたいときはワイヤレスイヤホンは使わないからだ。ワイヤレスイヤホンは、自宅での作業中やウォーキング中などの「ながら聴き」に便利なため、ある程度の音質でよいと割り切っている。

 AirPodsは当初、2016年10月末の発売予定だったが、発売が延期されていた。12月19日にようやく発売され、実店舗に行列してすぐさま購入。それから3週間以上ほぼ毎日使い込んでいる。

 AirPodsは、これまでのワイヤレスイヤホンに対する不満を解消してくれたのだろうか、検証しよう。

AirPodsは発売開始日(2016年12月19日)にApple Storeで購入した。実店舗に行列してアップル製品を購入したのはiPhone 5s以来だ。この日の入荷は50台とのこと
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スタッフの勧めもありApple Storeのテーブルで開封した。iPhoneとの接続はとても簡単。AirPodsを装着して店を出る時には、スタッフ数人がハイタッチで送り出してくれた
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これまで愛用していたワイヤレスイヤホン2種。上はイヤーピースと両者をつなぐケーブルしかないタイプ。装着感はよいが音切れが激しかった。下はBluetoothの受信装置で好きな有線イヤホンを接続して使う。音切れは少なくデジタルアンプ搭載で音も良かったが、有線イヤホンのケーブルが邪魔だった
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