KDDI(au)が通話定額込みで月2980円からの新学割プランを発表。人気のiPhone 7が選べることで、MVNOの格安スマホとの差異化を図る狙いだ
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 KDDI(au)は2017年1月11日、スマートフォン春モデルや新サービスの発表会を実施した。入学や進学で学生の購買が増える商戦期の2~3月を控え、学生向けの学割プラン「学割天国」を新たに用意。月額2980円からの割安な料金でパケット通信(3GB)と通話定額が利用できるだけでなく、スマホは最新のiPhone 7/7 Plusも選べるのが特徴だ。MVNOの格安スマホは月額の利用料の安さが評価されているが、スマホの選択肢が旧型のiPhone 5sやAndroidに限られることが不満だった。人気のiPhone 7を武器に、MVNOの格安スマホに対抗する。

 スマホ本体は、安心して使えるジュニア向けモデルやキレイに自撮りできる女性向けモデルを中心に個性的な機種を用意したほか、スマホやデジカメで撮影した写真や動画を保存して外出先で表示するための新趣向のストレージデバイスも投入する。

学生なら20GBでも月額5090円、iPhone 7も選べる!

 学割プランは、新プラン「学割天国U18」に注目。パケット通信量に応じて階段状の料金プランを用意し、3GBは月額2980円、5GBは月額4490円、20GBは月額5090円とした(家族と同時に新規契約で購入した場合のみ。auスマートバリューへの加入も必要)。通話定額サービス「スーパーカケホ」も含まれており、1回5分以内の国内通話が24時間無料になる。プランの対象は18歳以下で、年齢の下限は設けない。

新学割プラン「学割天国U18」の料金プラン。パケット通信量に応じて4種類のプランを用意する。最大容量の20GBプランは月額5090円と、かなり安い
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 KDDIの田中孝司社長によると、学生は基本的にデータ通信をよく使う傾向があり、月に10GB以上使う人が1/4以上もいるそう。かたや、スマホの扱いに慣れていない人や自宅にWi-Fi環境がある人は、月に3GB未満で済む人も20%超いるといい、たくさん使う人とあまり使わない人に分かれている。そこで、ユーザーの使い方に合わせて選択できる階段状の料金プランを用意したという。

学生はデータ通信をよく使う傾向があるが、あまり使わない人の割合も大きい。どちらのユーザーにとっても不満のないプランを用意した
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月額2980円の最小容量プランでもiPhone 7/7 Plusが選べるのがポイント。iPhoneは旧世代のiPhone 5sに限られるMVNOの格安スマホにはない魅力だ
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 学割ながら月2980円で人気のiPhone 7も選べる、という意欲的な料金プランを投入した背景には、攻勢を強めるMVNOへの対抗心と危機感がある。大手キャリア(MNO)は、これまで武器としていた端末の実質0円販売やMNP時のキャッシュバックができなくなり、キャリア間の顧客の流動性が乏しくなってきている。かたや、MVNOは一般への認知が広まって人気が上昇しており、MNOからの顧客獲得が進んでいる。「初めてのスマホを買う人が多い新生活シーズンに何も新しい提案ができないのではいけない。MNOも頑張っているぞ、という姿勢を見せたかった」と田中社長は語る。