2016年1月6日より米国・ラスベガスで開催されている、 IT・家電の総合展示会「CES 2016」。テレビや自動車に注目が集まる中、スマホで気を吐いているのが中国メーカーだ。米国市場での足掛かりを作るのが主な目的と見られるが、日本のスマホ市場にも少なからず影響を与えるだろう。

積極アピールを続ける中国スマホ

 世界最大級のIT・家電展示会であるCESの主役は家電機器だが、最近ではスマホに関する展示や発表も行われている。

 確かに、サムスンなどの大手メーカーは、独自のプライベートイベントでスマホ新製品を発表する傾向が強まっている。また、2月には世界最大の携帯電話に関する見本市イベント「Mobile World Congress」がスペインで開催される予定だ。加えて米国をはじめ多くの国ではスマホ市場が飽和状態にあることから、大手メーカー各社は新製品を大々的にアピールする機会を絞る傾向にある。

 だが、現在もスマホ新機種を積極的に発表・展示しているのが中国のメーカーだ。今年のCESにおいても、出展しているソニーやサムスン、LGなどの主要メーカーはスマホをアピールしていないが、中国のスマホメーカーだけは積極的にスマホを展示している。

 それを象徴しているのが、CES 2016の前日に、メーカー各社が記者向けに実施したカンファレンスイベントだ。ファーウェイやZTEなど日本にも進出している中国メーカーが、ここでもスマホの新製品を発表していたのだ。

 しかし市場が飽和状態にありながらも、中国スマホメーカーはなぜ積極的なアピールを続けているのだろうか。そしてこのことは日本のスマホ市場にどのような影響を与えるのだろうか。

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ファーウェイやZTE、TCLなど日本に進出しているスマートフォンメーカーの多くがCESでもスマートフォンをアピール