大型の撮像素子や明るいレンズを搭載し、デジタル一眼に迫る高画質での撮影が楽しめることで人気なのが、レンズ一体型の高級コンパクトデジカメだ。高級感のあるデザインを採用する機種が多く、“大人の道具”としての所有欲もくすぐってくれる。

 ここ数年、高級コンパクトで定番といえる地位を獲得しているのが、ソニーの「Cyber-shot DSC-RX100」シリーズだ。2012年6月に登場した初代モデルから数えて5世代目となる最新モデル「RX100 V」が2016年10月末に登場して話題を呼んでいるが、実はRX100シリーズにはほかにはない特徴がある。過去に登場したシリーズの5機種すべてを現行モデルと位置づけており、現在でも5機種を併売しているのだ。しかも驚かされるのが、装備の乏しい初代モデルがダントツの一番人気であること。新しい製品ほど好まれるデジカメ業界において異例の状況となっている。

RX100シリーズは、4年半以上前に登場した初代RX100(右端)から最新のRX100 V(中央)まで、過去に登場したシリーズ5機種すべてを現在でも併売している。それぞれ機能や装備、価格に違いがあり、最新モデルがベストバイとは限らない
[画像のクリックで拡大表示]
カメラ量販店に行くと、シリーズ5機種すべてがズラリと並んで併売されているのに驚かされる
[画像のクリックで拡大表示]

 RX100シリーズがどうして幅広いユーザーにウケているのか、各機種の違いや選び方のポイントはどこにあるのか、改めて見ていきたい。