トーンモバイルがシニア向けのサービスを拡充。スマホで取得した日々の活動データを基に、おもな生活習慣病の罹患の可能性を表示できる機能を搭載した
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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループでMVNOを手がけるトーンモバイルがシニア向けの健康関連サービスを強化し、シニア層の囲い込みを狙う。スマホで取得できる歩数や活動量のデータを基に、主要な生活習慣病の罹患の可能性を表示できるようにした。服用している薬の情報を登録することで、飲み忘れの防止や調剤薬局への予約もできる。これらの機能を搭載した格安スマホを全国のTSUTAYAの店頭で無料レンタルできる仕組みも整え、シニア層のスマホ購入を促す。サービスの提供開始は2017年12月以降を予定する。

運動目標をクリアするとTポイントを付与するごほうびも用意

 トーンモバイルは、特殊詐欺とみられる番号からの電話に警告を表示して通話させない機能を備えるなど、他社のMVNOにはないシニア向けの独自機能を積極的に盛り込んで評価を獲得してきた。この結果、50代以上のユーザー比率が34%にも達したという。今回、シニアが関心を寄せる健康をスマホで促進するサービスを拡充する。

トーンモバイルは、特殊詐欺とみられる番号からの電話をブロックするシニア向けサービス「あんしん電話」をこの10月から提供している
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7月には、使える時間帯を制限する機能を設けた子ども向けスマホを投入したこともあり、トーンモバイルは子どもとシニアのユーザー割合がとても高い
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 新サービスとして追加する「お元気ナビ」は、医学博士の青栁幸利博士監修のもと、ユーザーの過去2カ月分の歩数や活動量のデータをもとに、生活習慣に関わる10の疾患の発生確率の目安を表示するとともに、日々の活動の目標値を提示する機能を持たせた。目標値をクリアするとTポイントが付与される仕組みも備え、やる気の向上を図る。

新サービスの目玉となる「お元気ナビ」。下部に、生活習慣病の疾患の発生確率を目安として表示する
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スマホが提示する1日の運動目標をクリアするとTポイントが付与されるプレミアムを用意。やる気を喚起する
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お元気ナビの画面。上半分に行動の目標が、下半分に生活習慣病の罹患率の目安が表示されている
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 「お薬ナビ」は、服用している薬の種類や服用回数などの情報を登録し、服用時間になるとアラームを鳴らして飲み忘れを防止する。薬の情報は、調剤薬局でもらえる明細書に印字されているQRコードをスキャンするだけで登録できるようにした。薬を飲んだ情報が3日間得られなかった場合、家族などの保護者に通知を送る機能も備える。調剤薬局の情報を登録すれば、次回の調剤の予約もできる。

服用している薬の情報を登録することで、飲み忘れを防止できる「お薬ナビ」
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薬の情報は、調剤薬局でもらえる明細書のQRコードをスキャンするだけで登録できる
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薬の服用時間は右下に表示されており、時間になると全画面で服用を促す表示が現れる
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 スマホの貸出サービス「おためしレンタル」も用意する。上記のサービスが利用できる最新のSIMフリースマホ「TONE m17」を7泊8日の期間、全国のTSUTAYAの店頭で無料で貸し出す(一部店舗は有料)。貸出は、普段DVDなどのレンタルに利用しているTカードと免許証などの本人確認書類を用意すればよく、店頭での貸し出し手続きを簡略化した。

最新SIMフリースマホの購入検討者を対象に、スマホをレンタルするサービス「おためしレンタル」を用意する。期間は7泊8日で、基本的に無料でレンタルできる
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レンタルはTSUTAYAの店頭で実施する。DVDのレンタルを利用しているならば、個人情報の登録などの面倒な手続きを省略できる
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NFCチップが搭載された専用の貸出用紙にスマホをかざすだけで登録の作業が進められるので、手続きは比較的短時間で済む
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(文/磯 修=日経トレンディネット)